犬が可愛くて初めて犬を飼うことにしたけれど、「いつからしつけをすれば良いのか?」「どのようなしつけをすれば良いのか?」と頭を抱えている方は多いのではないでしょうか。
犬のしつけをするには様々な知識が必要になるので大変ですよね。
この記事では、犬のしつけに関する以下のことを紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
- 犬のしつけをすべき理由
- 社会化期にすべきこと
- いつからしつけをすべきか
- 最低限しておくべきしつけ
- 準備しておくべきもの
アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22531244
犬のしつけをすべき理由
犬のしつけをすべき理由については以下の3つの観点から説明していきます。
犬のため
犬が他人を傷つけて重大な障害や殺人をしてしまうと、最悪の場合には殺処分となることがあります。
それ以外にも犬のしつけがきちんとできていないため、制御ができなくなり保健所に預けざるを得ないということもあります。
犬のしつけがきちんとできていれば、犬が殺処分されることなく大切な家族と別れることもありません。
飼い主のため
犬のしつけをすることによって、犬が飼い主を危険から守ってくれる頼もしいパートナーとなります。
声も出せないような状態であっても、犬のしつけをきちんとしておけばハンドサインなどで犬に吠えてもらい助けを求めることができます。
第三者のため
犬の噛む力は小型犬であっても約100Kgほどあります。一般的には、中型犬や大型犬になるにつれて強くなっていきます。
きちんとしつけをしていないと人間よりも強い力を持っている犬は第三者を怖がらせてしまいます。
どれくらいの力であるか人間の噛む力と比較するために男性と女性の噛む力の平均値を紹介しておきます。
- 男性の場合は約70Kg
- 女性の場合は約50Kg
いつから社会化が始まるのか
犬の社会化はおおよそ生後3週頃から始まり、生後13週頃まで続きます。
犬には社会化というものがあり、社会化のタイミングである社会化期は社会に順応していくための力を養うのに一番大切な時期です。
生後約3ヶ月以内の子犬の時期に、犬同士のコミュニケーションや人間との触れ合いなどの経験をしておくことが大切です。
社会化期のうちに経験しておきたいことを4つ紹介しておきます。
- 犬同士のコミュニケーション方法を学ぶ
- 家の中の日常生活の音を聞かせる
- 外の世界に触れてみる
- いろいろなモノを見て触る
犬のしつけはいつから始めるべき?
犬のしつけは、犬の年齢に応じて開始するタイミングを決めましょう。
生後約3ヶ月以内の子犬の時期であれば、脳も発達していないので、しつけよりも社会化期に経験すべきことをたくさん経験させてあげましょう。
社会化期が終わっているのであれば、しつけは家に迎え入れた日から行うように心がけましょう。
成犬であってもしつけをすることは可能ですが、成犬は子犬に比べるとしつけにかかる時間が多くなり、子犬の頃についてしまった習慣は成犬になるとなおりにくくなってしまいます。
犬のしつけで最低限しておくべきこと
犬のしつけと聞いて最初に思い浮かぶのは「おて」や「おすわり」かもしれませんが、「おて」や「おすわり」を教えるのは後回しでも構いません。
まずは、生活をする上で最低限必要なしつけから行っていくことが大切です。
社会化教育以外に犬のしつけをする場合に最低限しておくべきことを6つ紹介していきます。
- トイレのしつけ
- ハウスのしつけ
- アイコンタクトのしつけ
- 食事のしつけ
- 体を触られても嫌がらないようにする
- 甘噛みの抑制
犬のしつけで大切なこと
犬のしつけをするときに大切なことは愛情を持って接してあげることです。
犬がしつけ通りにできるようになったときにはきちんと褒めてあげましょう。
失敗したとしても感情的に怒ったりはせず、愛情を持って叱ってあげることが大切です。感情にまかせて怒っても萎縮してしまうだけです。
私たち人間も感情に任せて怒っている人と、愛情を持って叱ってくれる人の違いがわかると思います。同じように私たちが愛情を持って叱ってあげれば、犬たちも愛情を感じ取ってくれることでしょう。
犬の年齢を人間の年齢に換算
犬も人間と同じように小さい頃のトラウマが消えなくなったり、年齢を重ねるにつれて変化しづらくなってしまいます。
子犬の時期のしつけがどれだけ重要であるかが理解できるように犬の年齢を人間の年齢に換算したものを紹介します。
犬は1年半の間に20歳になるので、子犬の期間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
一緒にいれる時間を大切にして、たっぷりと愛情を注いであげましょう。
犬の年齢 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 9ヶ月 | 1年 | 1年半 | 2年 |
人間の年齢 | 1歳 | 3歳 | 5歳 | 9歳 | 13歳 | 16歳 | 20歳 | 24歳 |
※犬の年齢を人間の年齢に換算した場合の数値はあくまでも目安です。
いつから準備をしておくべきか?
犬と飼い主が快適に暮らすことができるように犬を迎え入れる前から準備をしておきましょう。
犬は危険なものとわからずに色んなものを噛んでしまったり、危険な場所とわからず立ち入ってしまうこともあります。
犬を迎え入れるまでに準備しておきたいアイテムを10個を紹介しておきます。
- 給水器
- 食事用の食器
- ドッグフード
- 寝所
- トイレ
- ケージ
- リード
- おもちゃ
- ゲート(危険な場所があれば)
- 電源コードのカバー
犬のしつけはいつから始めるべきか? まとめ
犬のしつけは家に迎え入れた日から行うのが基本です。生後約3ヶ月以内の子犬の時期であれば、犬同士のコミュニケーションや人間との触れ合いなど社会化期にすべき経験をすることを優先しましょう。
成犬は子犬に比べるとしつけにかかる時間が多くなり、子犬の頃についてしまった習慣は成犬になるとなおりにくくなってしまうので子犬の頃からきちんとしつけをしておきましょう。
犬を迎え入れるためのアイテムが準備できていないのであれば、必要なアイテムを揃えて家族に迎え入れてあげましょう。