犬を初めて飼うけど「しつけはいつからすればいいの?」「誰に聞けばいいかわからない」「しつけって何するの?」と不安になりますよね。
この記事ではしつけを始める時期、ポイント、注意点などを解説してるので、焦らず最後まで読み進め、理解して行きましょう。
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子犬のしつけはいつからすれば良いの?
一般的には生後2〜3ヶ月から始めるのが良いとされてます。この時期は「社会化期」といい様々なことを吸収しやすい時期になります。
- 生後2〜3ヶ月までは愛情たっぷりを注ぐ、軽めのしつけ(名前、トイレなど)
- 生後2〜3ヶ月からは本格的にしつけを始める。もちろん愛情はずっとです
しつけと同時に刺激に慣れさせることも意識して見ましょう。「抱っこ」「たくさんの人、犬と触れ合う」「触られるのにも慣れる」「掃除機の音」「車で出かける」などがあります。
慣れさせるのを意識することで人(犬)見知りや、何をするにも臆することなく楽しく生活していけるようになるでしょう。
子犬のしつけはいつからいつまですればいい?
前の章で「いつから」は大まかにイメージできたと思います。では子犬のしつけは「いつまで」すればいいのでしょう。
スタートは生後2〜3ヶ月までは愛情たっぷりを注ぐ、軽めのしつけ(名前、トイレなど)から始まり,子犬のしつけのゴールは生後8ヶ月〜2歳になります。
もちろん個体差はありますが8ヶ月〜2歳で社会的な自立をする年になります。
ここまでで簡単なしつけと信頼関係を築いておけば、成犬になってもスムーズにしつけが進むので1つの目標にして見てください。
いつからしつけるかは内容で変わる!ポイントを深掘り
どんなものがあるか理解できたら、次に基本的なしつけをそれぞれ深掘りして行きましょう。
- 子犬に自分の名前を覚えさせる
- トイレトレーニング
- 『おすわり』『ふせ』『待て』「ダメ」
- 散歩
- 歯磨き
子犬に自分の名前を覚えさせる
まずは最初は名前を覚えさせましょう。もし名前が決まっていたら、引き取る前から呼んでおいてもらいましょう。ポイントは次の通りです
- 呼び名を統一する(ハチならハチで。ハチちゃんなど変えない)
- アイコンタクト 目を見て呼ぶ
- 呼んできたら、褒める
とにかくこの時期は良いイメージが大事なので絶対に名前で怒らないで笑顔で呼びましょう。
トイレトレーニング
トイレも大事なしつけの1つですね。まず大事なのは成功体験の積み重ねです。
そのためには失敗を成功にする仕組み作りをして行きましょう。例えば多くの飼い主さんが使われる手段で、ペットシートを部屋に敷き詰めて、排泄をしたらそのシートをトイレに指定した場所に持っていく。
それを繰り返してトイレに排泄の匂いをさせておきます。するとトイレで排泄をする頻度が増えるので、トイレでしたら褒めてあげましょう。ポイントは怒らないで褒めるだけの仕組みを作ることです。
あとは食事の後、そわそわするなど排泄のサインが出たらトイレに誘導するのも良いですね。
「おすわり」「待て」「ふせ」「ダメ」
ワンちゃんが環境に慣れてきたら、行動を制限することを教えて行きます。「待て」などはいきなり長時間やるとストレスがかかるので、初めは短い時間で出来たら褒めるを繰り返しましょう。
おやつを使いながらのトレーニングは推奨しますが、食べる量はコントロールしてあげてくださいね。
また先ほど名前の章でもありましたが、ワンちゃんが混乱しないように指示語は統一するのが望ましいです。
散歩
子犬にとって散歩は他の人や犬と触れ合えるチャンスなので、積極的に行きましょう。ただ外は車など危ないことがたくさんあるので、「待て」や「ダメ」などある程度理解するまでは、飼い主さんの注意が必要です。
散歩中に引っ張られることがあると思いますが、その時は引っ張るたびに止まるようにしてください。
あくまで主導権は飼い主さんにあるようにすれば、ワンちゃんが危険になることも危害を加えることもなくなるので意識しましょう。
歯磨き
歯磨きをしないと虫歯や歯周病になり、他の病気のリスクが上がったり固形物が食べられなくなったりすることもあるのでしっかりトレーニングして行きましょう。
まずは口の中、歯を触わられるのに慣れてもらいましょう。これをサボると成犬になってから苦労するので大変ですけど頑張りましょう。
またブラッシングは「ブラシ」「歯磨きシート」「指磨き」などやり方が多数あるので、獣医さんなどに相談しながら進めて行きましょう。
子犬のしつけで注意したいポイント
しつけをする上でいくつかポイントがあるのでしっかり覚えておきましょう
- 家族間でルールを統一する
- しつけるタイミング
- 愛情を持って取り組む
家族間でルールを統一する
犬に対して飼い主が1人の場合は問題ないのですが、2人以上の家族の場合はルールの統一が必要になります。
例えば「呼び名の統一」「掛け声の統一」「おやつをあげるタイミング」などバラバラになると、ワンちゃんが戸惑ってしまいます。できればワンちゃんを迎える前にある程度決めておきたいですね。
しつけるタイミング
よく飼い主さんが留守の時に、間違った所におしっこをしてしまうことがあります。そんな時帰ってきてからしつけても、何について言われてるか理解できないのでやめましょう。
また排泄の最中もしつけは辞めましょう。排泄そのものが悪いと認識したりするので、我慢の原因になってしまいます。出来た時に褒めるなど飼い主さんの工夫が必要になりますね。
愛情を持って取り組む
人間社会でも同じですが、しつけとイライラをぶつけるのは当たり前ですが全く別物です。
しつけに負の感情があるとうまくいかなくなってしまいます。イライラしてしまう日もあるので、そんな時は一息ついて肩の力を抜いて愛情を持って接してみましょう。
うまくいかない時は?3つの対処法
うまくいかなくて悩んでませんか?みんな最初は悩んでます。対処法を3つ乗せておくので参考にしてください
- うまくいかないを前提にする
- 家族とチームプレーで臨む
- プロに相談、協力してもらう
うまくいかないを前提にする
うまくいかないを前提にしてれば、いちいち凹まなくて済みます。まずは飼い主さんの心を安定させてしつけに取り組みましょう。
家族とチームプレーで臨む
もしご家族で子犬を飼うなら、家族で協力しましょう。お母さんが世話してる間はお父さんが家事をする、お父さんが散歩に行ってる間にお母さんが家事をするなど、分担して円滑に回して行きましょう。
もちろんみんなで散歩に行って、みんなでお世話するのも楽しくて良いですよね。誰か一人に負担が集中しなければ、どんな形でも良いんです。
プロに相談、協力してもらう
ペットを飼う、しつけるなどは自分では解決できないことがたくさん出てきます。そんな時は経験と知識が豊富な獣医さんやペットシッターさん、ブリーダーさんに相談してみましょう。
わからない時は一人で考え込まずに、素直にプロに聞くのが一番ですよ。
犬のしつけはなぜ必要なのか
そもそもなぜしつけが必要なのでしょう。それは人間と犬が快適に暮らせるために必要となります。
しつけをしないと「決まったところで排泄しない」「無駄吠え」「引っ張る」「噛んでしまう」などの行動をしてしまいます。これではお互いにとって良いことはありません。
犬はとてもかしこく飼い主さんの微妙な感情なども読み取ります。特性を理解し勉強して、しつけに取り組んで行きましょう。
しつけで大事になる信頼関係
今までは主従関係が大事とされリーダーをはっきりさせるトレーニングが主流でした。
しかし近年の研究で犬に主従関係の概念はないのではという結果が出始めています。ここで大事なのが信頼関係になってきます。従わせるより信頼を得てお互いが理解することがしつけへの近道になるでしょう。
なんだか人間社会にも当てはまりそうな内容ですね。信頼を意識してみると物事の捉え方も結果も良い方向に向かうでしょう。
子犬のしつけはいつから?まとめ
今回は子犬のしつけの時期や基本的なことを解説させていただきました。初めてのしつけだと戸惑うことがたくさん出てきます。犬の特性を理解して信頼関係を築き、一貫性を持ってしつけをしてくことが大切になります。
うまくいかないこともあると思いますが、焦らず愛情を持って過程を楽しんでみてください。
この記事がワンちゃんと飼い主さんお互いの生活がしやすくなる、お手伝いになれば幸いです。