初めて犬を飼うことになった!初めてだから犬のしつけはいつから始めれば良いのかわからなくて心配…
可愛がって育てようとは思うけど、粗相とかされたら嫌だし…すごく吠えるようになったら周りに迷惑かけるし…
初めて犬を飼うときは期待と不安で胸がいっぱい!犬のしつけで心配しているあなたに、ここではいつからどんなしつけをすれば良いのかお伝えします。
しっかりしつけをして、可愛いワンちゃんとの仲良く楽しい生活を過ごしてください!
アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/犬-ペット-動物-嘘をつく-2785077/
犬のしつけはいつから?
犬のしつけは生後2〜3ヶ月頃から始めるのが良いと言われています。名前を呼ぶなどの簡単な内容のしつけであれば、犬を迎えてすぐに始められます。
生後2〜3ヶ月は犬の社会化期という、外界からの刺激を受けて犬が社会に適応していくことを学ぶ大事な時期になっています。そのため、いろいろなルールを飲み込みやすいタイミングになります。
しつけを始めるのは、犬を迎えてすぐに行う必要があります。すぐに始められるように準備をしておきましょう。
犬のしつけに必要なものを準備しよう
犬をおうちに迎える前に、生活に必要なものを全て準備しておきましょう。事前に準備しておくことで、スムーズにしつけを始めることができます。
- ベッドやペットシーツ
- クリーニング用品
- 首輪とリード
- クレート
- 犬用食器、犬用フード
- グルーミング道具、衛生機器
初めて犬を飼い始める人には、聞き馴染みのない物品もあるので3つ紹介します。
クレート
移動の際に犬を安全に運んだり、犬のハウスとして使ったりするケースのことをクレートと言います。通販サイトなどでは分かりやすく「キャリーケース」と呼ばれることもあります。
成犬になり体が大きくなっても、クレートの中で姿勢を変えることができるゆったりとしたスペースがあるものが良いと思います。
犬用食器、犬用フード
犬用の食器に関しては、ステンレス製であれば壊れることが少ないのでおすすめです。
犬によっては音に敏感な子もいるためプラスチック製のものを好む場合があります。
また、食事に関しては家に迎える前に食べていた慣れているフードと同じものをあげましょう。
グルーミング道具、衛生機器
ブラッシングや耳掃除、爪切りなど体全体のお手入れのことをグルーミングと言います。
ブラシやクシ、犬用に作られた爪切りが必要になります。また、体を清潔に保つために歯ブラシや歯磨き粉、シャンプーなども犬用のものを準備しておきましょう。
犬のしつけは何から始めればいいの?
必要な物品を揃えたら、犬を家にお迎えしましょう。犬のしつけは迎えたその日から始まります。
可愛がって、自由にさせ過ぎてしまうと後々困ってしまいます。しっかりしつけをしていきましょう。ここでは、順番に沿って紹介します。
- 名前を覚えてもらう
- トイレトレーニング
- 興奮を抑えられるようにする
- お散歩
- 衛生ケア
①名前を覚えてもらう
信頼関係を築くことから始めましょう。そのためにまずは、飼い主やワンちゃん自身の名前を覚えてもらいます。
友人やブリーダーから譲り受ける場合には、事前に伝えておいて譲り受ける前から犬の名前を呼んでもらうとスムーズに名前を覚えてもらえるかと思います。
〇〇や〇〇ちゃんなど、複数の呼び方をしていると覚えるのに時間がかかってしまいます。飼い主の呼び方も含めて、1つの呼び方に統一しましょう。
②トイレトレーニング
トイレも早くからしつける必要があります。トイレの場所を認識する前に家のどこかでおしっこをしてしまうと、同じ場所におしっこを繰り返してしまう可能性があります。
粗相をされると飼い主はイライラしますし、犬は怒られるとストレスがたまってしまいます。お互いストレスがたまらないようにトイレトーニングはしっかりやりましょう。
では、実際にどのようにトイレトレーニングを進めていけば良いのか紹介します。
- トイレを設置する
- トイレタイムを作る
- トイレを探す仕草を見せたら誘導する
トイレを設置する
犬は眠る場所で、用を足すことを嫌うので、トイレと寝る場所は別に作ります。
また、トイレの場所はうるさい場所や頻繁に物音がする場所は避けて、できるだけ落ち着いた環境にトイレを作ってあげましょう。
トイレタイムを作る
犬がトイレに行きたいタイミングは、目を覚ました時、食事の後、いっぱい遊んだ後などです。
初めの頃はトイレに行きたい様子を見せていなくても、上記のタイミングで飼い主がその都度トイレの場所に誘導しましょう。
トイレを探す仕草を見せたら誘導する
匂いを嗅いで部屋の隅へ行ったり、お尻を突き出していたり、お尻を床にくっつけたりしたらトイレを探している仕草です。
この仕草が見られたら、すぐにトイレへ連れていき、しっかりトイレで排泄してもらいましょう。
正しく用を足すことができたら、褒めたり、ご褒美としておやつをあげたりしましょう。犬もトイレを楽しく覚えることができます。
③興奮を抑えられるようにする
興奮を抑えるために「おすわり」や「ふせ」を覚えてもらいます。これらは勝手に飼い主から離れてしまうことや吠えてしまうことを抑えてくれます。
生後3ヶ月頃から犬はさまざまなことを身につけようとしてくれる年代になります。安心して育てられるように粘り強く、習得のために躾けていきましょう。
④お散歩
屋外では、車や他の犬など危険がたくさんあります。万が一のことが起こらないように、「待て」や「おいで」などの指示を覚えてもらいましょう。
また、お散歩デビューの前から足拭きを慣らしておきましょう。デビューしてからでは、家の中が汚れてしまって大変なことになってしまいます。
犬のお散歩も早くから行う必要がありますが、重要なタイミングがあるため、後の項目でお伝えします。
⑤衛生ケア
愛犬との関係が築け、体に触れることを許してくれるようになったら、歯磨きなどの衛生ケアに挑戦します。
愛犬のペースでゆっくり進めていきましょう。飼い初めの頃からケアを続けていくことで、大きくなった時の歯周病を予防することができます。
犬のお散歩はいつから始めていいの?
犬のお散歩を始めるタイミングは興奮を抑える指示がしつけられてからとお伝えしました。
興奮が抑えられるようになったらすぐにお散歩に出掛けていいわけではありません。ワクチン接種の20日〜100日後でなければなりません。
ワクチン接種前では免疫が安定していないため、お散歩に出かけてウイルスなどをもらってきてしまうと、大切な愛犬が病気にかかってしまうことがあります。
ただし、あまり遅すぎると、お散歩は怖くなってしまう可能性があるため、早め早めに計画を立ててワクチン接種・お散歩デビューをしましょう。
良いしつけの仕方とは?
良い関係を築くためには、良いしつけが必要になります。良いしつけとはどのようにすれば良いのでしょう?
しつけの際に注意してほしいポイントを3つお伝えするので、意識してしつけをしてください。
- 愛情を持って接する
- しつけは短時間で
- 名前を呼んだ後やトイレ中は起こらない
愛情を持って接する
厳しく教えないと犬は覚えてくれない、と思う方もいるかもしれません。しかし、厳しくしなくても覚えてくれます。必要なのは、愛情を持って接することです。
トイレができたり、しつけを間違えずにできたりしたら、優しく褒めてあげるなど愛情を持って接してあげてください。
しつけは短時間で
長時間トレーニングをすることは愛犬にとってストレスがかかります。長くても3分程度に抑え、短い時間で行うようにしてください。
名前を呼んだ後やトイレ中は怒らない
名前を呼んだ後や間違えた時に怒ってしまうと、怒られたことが嫌いなものになってしまいます。
名前が嫌いになってしまうと、後々のしつけにも影響してしまいます。くれぐれも名前を呼んだ後に怒るのはやめましょう。
おやつをあげるのはいつから?
しつけやご褒美、栄養補給など愛犬との生活におやつは大活躍です。また、可愛い愛犬にはついついおやつをあげたくなると思います。
しかし、おやつには対象年齢が決まっています。小型犬の場合には顎の力がまだ弱く不十分なため、硬いおやつをあげてしまうと歯を傷つけてしまうことがあります。
おやつを買うときには、対象年齢をしっかり確認してからあげましょう。年齢に合ったものをあげれば愛犬との信頼関係も築きやすくなります。
しつけ教室は通うべき?いつから通えばいいの?
犬のしつけはたくさんのことをやらなければなりません。飼い主一人で全てをやるには限界がありますし、うまくいかないとストレスにもなってしまいます。
しつけ教室は必ず通うべきというものではありませんが、教室に通うことで飼い主も犬への理解が深まり、しつけ方を学ぶことができます。
社会化期(生後2〜3ヶ月)に教室へ行くことで、同じ年代の子犬と過ごし、より良い社会化期を過ごすことができます。
一人でうまくいかないと悩んでいるのであれば、しつけ教室へ通うことも検討してみてください。
まとめ:愛犬と仲良く暮らすためにしつけは大切!
犬は買う前から、飼い主の心の準備や物品の準備が必要になります。飼ってからはすぐに名前を覚えてもらうなど、犬を飼うことを決めてからやることはたくさんあります。
長く仲良く生活するためにはワクチン接種などしなければならないこともたくさんあります。初めてのことで不安に感じることもあるかと思いますが、一つずつ準備していきましょう。
愛情だけでは正しくしつけることはできません。必要なしつけの内容や方法、揃えておきたい物品を学んで、可愛い愛犬と素敵な生活を過ごしてください!