最近、格安SIMへの注目が集っています。格安SIMは安いのは知っているけど、いざ乗り換えしようと思っても何から手を付けていいのか分からないですよね。
ここでは、格安SIMに乗り換えるときの注意点や準備するもの、かかる費用について紹介していきます。
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格安SIMに乗り換えるときの手順とは
格安SIMにのりかえるときの大まかな手順を紹介します。大体の流れを知ることで、何から調べたり手続きをしたりすればいいのかが分かります。
- 格安SIM会社を選ぶ
- 端末を選ぶ
- プランを選ぶ
端末を選ぶときは、自分の使っている端末を使うのか、格安SIM会社で買うのかを決めましょう。自分で端末を準備する場合、格安SIM会社で使えるかどうか動作確認をしてください。
また、変えたい格安SIM会社の回線がどこのものか調べ、今使っている会社の回線を使っていない場合はSIMロック解除をする必要があります。
プランは音声通話付き、データ通信のみから選べます。また通話時間やデータ使用量・セキュリティなどオプションが付けられます。自分に合ったプランが選べるのがメリットになります。
格安SIMに乗り換えにかかる時間
次に、格安SIM会社の手続きの流れやかかる時間を紹介します。
- MNP(携帯番号ポータビリティ)転出申し込み・予約番号取得・SIMロック解除
- 転入申し込み
- 新しいSIMカード・端末が届く
- APN設定(ネットワーク設定)をする
MNP転出手続きは、今使っている通信会社に問い合わせをします。転出申し込みをし、MNP予約番号を取得とSIMロック解除が必要な場合は解除の手続きをします。その後、格安SIM会社に申し込みをしましょう。
転出手続きと転入申し込みは当日中にできます。1時間くらいあれば手続きは完了できるでしょう。新しいSIM・端末が届くのに最低3日かかります。
APN設定は、10分ほどで設定できます。この全ての手続きを完了させるには5日程度かかると考えるといいでしょう。
今使っている通信会社のプランによっては、店頭での手続きが必要な場合があります。待ち時間ができたり後日店頭へ行くことになったりして、その分時間がかかってしまう場合があります。
格安SIMに乗り換えたあとの手続き
格安SIMが自宅に届いたらどんなことをするのか、どれだけ時間がかかるのか説明します。
まずMNP開通手続きをし、SIMカードの取り付けをします。インターネット接続設定(APN設定)をすれば完了です。
ここまでは10分もあれば設定することができます。格安SIM会社で案内された設定をしてください。付属の説明書やwebで確認することができます。
通話アプリの設定やアプリの引き継ぎがあれば、もう少し時間がかかるでしょう。しかし、これで格安SIMへの乗り換えは完了し使用できるようになります。
格安SIMの乗り換えに準備するもの
格安SIMの手続きをするのに必要なものがありますので、準備しておきましょう。
- SIMフリーまたはSIMロック解除済み端末
- MNP予約番号
- 本人確認書類
- クレジットカード
MNP予約番号は有効期限があり15日で期限が切れてしまいます。新しい端末が届くのに最低3日かかるので早めに手続きするのがいいでしょう。
また格安SIM会社によっては有効期限が○日残っているうちに申し込むことを指定されることがあります。MNP予約番号は有効期限が切れても引き続き今使っている通信会社を利用することができます。
格安SIM会社はクレジットカードでの支払いがほとんどです。なかには口座引落ができる会社はあるが条件付きで、利用できる会社はとても少ないとみていいでしょう。
格安SIMに乗り換えるときにかかる料金
格安SIMに乗り換えの手続きや流れが分かったら、どれくらいの費用がかかるか知りたいですよね。詳しく説明していきます。
- 格安SIM会社での事務手数料(3,000円)
- SIM発行手数料(~400円)
- 端末代金(新しく購入する場合)
- 違約金
- MNP転出手数料(2,000円~5,000円)
- 現在使用している通信会社の端末代(分割払いしていた分が残っている場合)
- SIMロック解除費用
違約金は2019年10月1日から電気通信事業法改正で縛りと違約金の緩和がされ、以降のプランなら上限1,000円程度になりましたが、それ以前の契約だと更新月以外での解約だと9,500円かかります。
SIMロック解除費用はインターネットでの手続きだと無料ですが、店頭での手続きになると3,000円の手数料が必要です。
現在端末代を分割で支払っている場合、引き続き分割で支払うか一括で支払うか選択することができます。
最低でも6,000円程度はかかってしまうものと考えましょう。
格安SIMに乗り換えるタイミング
格安SIMに乗り換えるタイミングはいつがいいのでしょうか?真っ先に思いつくのは更新月の契約解除ですよね。更新月は24ヶ月目~26ヶ月目の3ヶ月間です。この3ヶ月間は違約金がかかりません。
他には月末での解約です。解約は日割り計算されないので月始めに解約してしまうと使っていない分支払うことになります。乗り換え先では日割り計算されるので、通信費を少し抑えることができます。
手続きする上での注意点
ここまで必要な手続きやかかる時間について説明しましたが、他にも注意点があります。
MNP転出手続きをすると電話番号が使えなくなります。端末やSIMカードが届くまで通話やインターネットが使えません。届くまでに最低3日かかってしまうのでスマホを利用できないことは不便ですよね。
その日に使用できる格安スマホ会社も増えましたので確認してみましょう。すぐに使いたい場合は店舗がある格安SIM会社を選び、店頭で手続きするのもいいですね。
また端末を変えるときは、データの移行やアプリの機種変更の手続きを確認しておきましょう。端末を引き続き使用する場合は、必要ありません。
古い端末とSIMの処分の仕方
格安SIM会社に乗り換えが完了したら、使っていた端末やSIMカードの処分に困ってしまいますよね。
SIMカードには連絡先などの個人情報が入っているため、取り扱いには注意が必要です。自分で処分する場合ははさみで細かくカットしましょう。
また端末は大手携帯電話会社に持ち込むと、無料で処分を目の前でしてもらえるので安心です。SIMも一緒に持って行くといいでしょう。リサイクルショップに持って行く場合は、必ず初期化してからにしてくださいね。
まとめ
格安SIMに乗り換えるときの手順や準備、気をつけることを紹介しました。
手続きが複雑に感じてしまうかもしれませんが、それさえ済んでしまえば快適に安く携帯電話を利用することができます。
実際にやってみれば意外と簡単かもしれません。初期費用がかかるかもしれませんが、格安スマホだとキャリアの値段より5,000円くらい下げることができます。ぜひ参考にしてみてくださいね。