Wi-Fiは外出先や家で使っているときに、不安定で途切れるなどの問題が起こって使いにくい場面もあったりするのではないでしょうか?特に早く仕事を終わらせたい時などには困ってしまいますよね。
そこで、Wi-Fiが途切れてしまう原因やするべき対策などをご紹介したいと思います。現代であれば必要な知識なので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。https://pixabay.com/ja/illustrations/無線lan-ネットワーク-5438427/
Wi-Fiがすぐに途切れる原因
Wi-Fiが途切れてしまって、なかなかインターネットを見ることが出来ず、困る経験をした方は多いでしょう。途切れる原因として以下の3つのことが考えられるでしょう。
- スマートフォンなどの通信端末に問題がある
- Wi-Fiルーターに問題がある
- インターネット回線に問題がある
端末に問題があってWi-Fiが切れる、ルーターの一時的な不具合で切れる、回線が混み合っているなどでつながらないなど色々な要因があるので、原因を知った上で慌てずに対処するようにしましょう。
Wi-Fi(無線LAN)とインターネット(光回線)の違い
次にWi-Fiとインターネットの違いについてですが、これらを一緒にしてしまう人もいるかもしれません。しかしこの2つは全く別のもので、違いとしては以下のように分けられるでしょう。
- 光回線:インターネット接続に必要な光ファイバーを使った回線のこと
- Wi-Fi:インターネット回線を無線機器経由で端末に飛ばす電波のこと
Wi-Fi自体でインターネット接続をしているわけではなく、あくまでWi-Fiは経由しているだけなので、ネットを使うために元となる光回線が必要になるので、そこはしっかり覚えるようにしましょう。
Wi-Fiが途切れる時にするべき対策「通信端末」
Wi-Fiが途切れる時にはするべき対策というのがあるのですが、いくつか方法があるので順々に説明をしたいと思います。まずは「通信端末」の場合から説明します。
パソコンやスマホなどの通信端末で途切れることが多いと感じた時は、他は何も問題なく接続出来ているのに、特定のデバイスだけWi-Fiが途切れることで判別することが可能となります。
特定のデバイスだけWi-Fiが途切れるのなら、デバイスそのものに原因があると考えられるので、以下のような対策を打つと良いでしょう。
デバイスを再起動する
まずは一度再起動をすることをおすすめします。デバイス内の何らかのエラーによってWi-Fiが切れている可能性があるので、一時的な不具合が原因の場合は再起動によって解決するようにしましょう。
ただし、内部のエラーの場合は、残念ですが今後も頻繁にWi-Fiが切れることが考えられます。特に古いパソコンや携帯を使っている場合は特に注意をしてください。
デバイスの設定をチェックする
スマホやパソコンの設定が原因で、Wi-Fiがよく切れてしまうことも起こります。以下のような設定には注意するようにしましょう。
- スリープ時にWi-Fiを切る設定
- iPhoneの場合のWi-Fiアシスト
- セキュリティアプリ
- ソフトの設定
- 機内モード
これらの原因によってWi-Fi接続が妨げられている場合もあるので、設定を見直したり、最新版へとアップデートをすることで解決することがあるので、試してみるようにしましょう。
初期化や修理を検討する
設定の見直しや再起動をしても改善せずに、Wi-Fiが途切れてしまうような状態が続くようでしたら、デバイスそのものを修理する事を検討するようにしましょう。
もしくは、初期化が出来るのであれば、方法の一つとして試してみてください。ただし、初期化するとデータが全て消えてしまうのでよく注意をするようにしましょう。
Wi-Fiが途切れる時にするべき対策「Wi-Fiルーター」
Wi-Fiを飛ばす機器のWi-Fiルーターに問題がある場合もあります。有線では問題ないがWi-Fiだと切れる場合やWi-Fiルーターから離れるとすぐに切れてしまう場合は、ルーターに問題があるでしょう。
Wi-Fiルーターに問題がある場合は以下の対処法を実践すると解決する場合があります。
Wi-Fiルーターを再起動する
Wi-Fiルーターを再起動をすることで、内部の一時的な不具合が解消されて直る場合があります。頻繁にWi-Fiが切れてしまう場合はWi-Fiルーターの電源を切って再起動するようにしましょう。
再起動の際には、全てのケーブルを繋ぎ直すようにしましょう。もしくはWi-Fiルーターにリセットボタンがある場合はリセットで解決することもありますが、ルーターの再設定は必要になります。
あとWi-Fiルーターとモデムが別々になっている場合は、モデムも電源を切って再起動するのが良いでしょう。モデムに不具合が発生している場合もあるのでよく確認するようにしてください。
モデムとWi-Fiルーターを繋いでいるケーブルを変える
モデムとWi-Fiルーターが別々になっている場合は、Wi-Fiルーターとモデムを繋ぐケーブルを変えることでWi-Fiが切れる原因が解消することがあります。
またケーブルの相性が悪い、もしくはケーブル自体が故障をしている場合があるのでよく注意して確認するようにしましょう。
Wi-Fiルーターを置く場所を変える
Wi-Fiルーターは円形に電波を発する仕様になっており、自宅の様々な場所でWi-Fiを使う場合はなるべく家の中心に置くようにしましょう。隅に置かれていると遠すぎて電波が届かない場合があります。
また、天井やドアなど障害物があると電波が弱まってしまうので、距離がある場合は中継器の利用をすることもおすすめです。
Wi-Fiルーターの周波数をチェックする
Wi-Fiルーターの周波数には2種類あり、2.4Ghzと5Ghzがあります。安価なルーターは2.4Ghzの場合がほとんどです。
2.4Ghzは比較的遠くまで電波が届きますが、通信速度が遅く、他の電波に邪魔されやすいリスクがあります。
それに対して、5Ghzには通信速度が早く、他の電波に邪魔されることはありませんが、離れているとWi-Fiが切れやすい欠点があります。
Wi-Fiの種類をよく把握し、周波数を知っておくことで原因が分かります。なるべく両方のルーターを持っておけば便利なので備えておきましょう。
Wi-Fiルーターが古くなったり、故障している場合
パソコンや携帯などの電子機器は消耗品であるため、いずれは寿命を迎えてしまいます。上記に書かれている対策をしてもダメであったり、機種が古く故障しているのであればすぐに交換しましょう。
最大接続台数の多いルーターに変更したり、ルーターと一緒に回線を見直すことで改善することが多いです。何をしてももうダメになってしまった時に最終手段として交換を検討しましょう。
また最近ではメッシュWi-Fiと言う、網目状にネットワークを張り巡らして、家の隅々まで快適なネット環境を作れるWi-Fiの仕組みもあります。大きな家や複雑な家の方は特に購入をおすすめします。
途切れる時にあると便利なおすすめ「Wi-Fiルーター」
Wi-FiルーターはWi-Fiの通信をスムーズにするのにとても重要なアイテムですが、色々ありすぎて分からないという人のためにおすすめのルーターを以下に選んでみました。
いずれも複数のWi-Fiを並べても通信に支障がない、アンテナが優れている、通信速度が早いなど機能が優れているものばかりです。1つ1つ特徴を見てみましょう。
TP-Link AX3000
この製品は高速Wi-Fiに特化した内容のWi-Fiルーターとなっています。Wi-Fi6という新世代のWi-Fiテクノロジーで、スピードと接続可能台数を大きく引き上げる革命的なWi-Fiとなっています。
接続可能台数は最大48台まで可能で、通常のWi-Fiルーターの4倍までつなぐことが出来ます。また最大75%まで遅延を削減できるので、ゲームやビデオ通話もよりスムーズに行えます。
更に電波をしっかり伝える4本の外部アンテナとビームフォーミングによって飛距離が伸び、より広範囲へWi-Fiを飛ばすことが可能となります。
セキュリティも万全で、バッテリー消費も抑えることが出来る優れものなので、Wi-Fiルーターを買う際にはぜひ検討してみましょう。
ASUS RT-AX3000
こちらの製品も高速かつ大容量に特化した内容のWi-Fiルーターとなっています。ネット上でもこのルーターをおすすめする声も多く人気の製品となっています。
Wi-Fi6が最新の規格の中でも最速で、ASUSは多機能かつ高機能のため、このWi-Fiルーターに買い替えたらWi-Fiが繋がらない悩みが解決されたと多くの方が実感をしているようです。
もし、Wi-Fiが遅いと悩んでいたり、広い部屋に住んでいる方は特におすすめできる製品なので、ぜひ検討してみましょう。
ASUS RT-AX56U
家に障害物が多く電波が届きにくい、またはセキュリティー面が心配という方は、こちらの製品を選ぶと安心して利用することが出来ます。
こちらも次世代のWi-Fi規格で、高速のネット環境を作ることが出来、複数のルーターをつなぎ合わせることで、隅々までWi-Fiを行き渡らせることが可能となります。
何より、セキュリティ面が充実しており、ウイルスなどのネット上の脅威から身を守ってくれるので、安全性が高い製品と言えます。脅威が心配な方はこちらの製品を検討してみてください。
コンパクトに使いたい時におすすめ「メッシュWi-Fi」
メッシュWi-Fiとは、家やオフィスなど隅々まで無線LANのネットワークを構築する仕組みのことを言います。メインのルーター1台とサテライトルーター複数台を設置することで家の隅々まで電波を通します。
中継機のように負担がかかる事が少なく、サテライトルーターもメインと同じ働きをします。そのためメインの方に負担がかかることなく、快適なネット環境を作ることが出来る便利なものです。
これにより、今までよりも高速になり、安定した無線通信が実現します。ただ製品の種類が多く、どれを選んだらいいのか分からない人も多いと思うので、おすすめの製品を以下のように選んでみました。
いずれの製品も大容量通信が可能、広範囲での使用が可能、悪質なサイトやウイルスなどからの攻撃から身を守ってくれるなどの機能が備わっているので、この中からまずは選んでみましょう。
バッファロー WTR-M2133HS/E2S
まず、メッシュWi-Fiを始めてみたいという方におすすめしたいのは、こちらの製品となります。親機と専用中継機がセットになったメッシュWi-Fiです。
3階建てなど広い家でも中継機を挟ませることで、Wi-Fi環境を作ることが出来、電波が届きにくい隣の部屋や異なるフロアでもWi-Fiを行き渡らせることが出来ます。
セキュリティ面でも優れており、世界最高レベルのKaspersky社のセキュリティ脅威情報を用いて脅威から身を守ります。
安全性や通信速度などのバランスが取れた製品なので、初心者の方で始めるのなら、まずはこちらの製品から試してみるといいでしょう。
エレコム WMC-DLGST2-W
メッシュWi-Fiを検討しているのであれば、こちらの製品もおすすめでしょう。アプリが不要で電源を入れるだけで自動的にメッシュWi-Fiを張り巡らすことが出来ます。
この会社独自の「e-Mesh」という技術で、ルーターから遠い部屋や広い家に引っ越してWi-Fiが届きにくくなった人でも、繋がらない問題を解決することが出来ます。
また、ルーターと専用中継機がペアリング済みなので、電源を入れればWi-Fiが自動接続でき手順が簡単なので、設定が苦手な人にもおすすめできます。
こちらも手頃にメッシュWi-Fiを始めることが出来るので、初めての方にもとてもおすすめできる製品なので、購入の際には是非検討をしてみてください。
TP-Link「Deco X20 3P」AX1800
大容量かつ、Wi-Fi速度を何としてもあげたいという方は、こちらの製品を選ぶといいでしょう。多機能であるにもかかわらず、安価な値段で購入出来るのが特徴です。
モノによっては2台セットで、10万円近くにもなる高性能かつ多機能なWi-Fi6対応の2パックメッシュがほぼ2万円で買えるという格安の値段設定となっています。
格安の値段にもかかわらず、超高速の規格でもあるWi-Fi6対応で、更に150台まで接続可能な大容量のメッシュWi-Fiなので、容量に困ることもありません。
より格安で上質なメッシュWi-Fiをお買い求めをしたい方であれば、ぜひおすすめできる製品なので、メッシュWi-Fiを導入する際にはぜひ購入をしてみてください。
自宅Wi-Fiを使用する際にルーターを置いてはいけない場所
Wi-FiルーターはWi-Fiを飛ばす便利な道具ですが、自宅に設置する際に置いてはいけない場所というのがあります。より快適な電波を届けるために以下の場所に設置することは避けましょう。
- 床に置くこと
- 周囲がものなどで囲まれた場所
- 部屋の隅や角
- 窓際
- 他の電子機器の近く
- 水槽の近く
いずれの場所も電波が遮られてしまったり、他の電波と干渉しあったりして、Wi-Fiが上手く機能しなくなってしまいます。
また布やカバーをかぶせたり、電子分電盤の中に入れるなどのことも辞めてください。設置する場所としては家の真ん中に置くなど電波が届きやすい位置に配置する事を考えましょう。
Wi-Fiが途切れる時にするべき対策「インターネット回線」
ルーターや通信端末の他にある原因としてネット回線の大元でもあるインターネット回線に問題があり、途切れてしまうこともあります。そんな場合は以下の対処法を試すのが良いでしょう。
全てのケーブルを抜いてモデムを再起動する
まずはモデムを再起動することから行いましょう。全てのケーブルを抜いた上で1分ほど時間を置き、再びケーブルを接続して再起動を行います。
また、ケーブル自体を変えることでWi-Fiが切れる状態が解決することもあるので、LANケーブルが余っていたら、別のケーブルに差し替えてみる方法も試してみましょう。
回線速度を確かめる
回線速度が遅いことでWi-Fiが切れてしまう場合も多いです。インターネット回線は高速のほうがいいですが、インターネットの楽しみ方によって必要となる回線は変わっていきます。以下が必要な目安です。
- ネットサーフィン
- SNS閲覧:1〜10Mbps
- メール・LINE:128Kbps〜1Mbps
- SNS投稿:3〜10Mbps
- 動画視聴:5〜25Mbps
- ゲーム:5Mbps
回線速度をチェックしてみて、目安の速度を大きく下回る場合は速度の遅さが切れてしまう原因となるのではないでしょうか?回線速度はインターネット上の「スピードテスト」でチェックするようにしましょう。
古い回線の場合は光回線を検討する
ケーブルテレビ回線やADSL回線の場合は、そもそも回線速度がそこまで早く設定されていないので、Wi-Fiが切れてしまう原因になってしまうことが多いです。
更にADSL回線は廃止されることも決まっているので、古い回線を使っている場合は、最新の光回線に切り替えることも検討して参りましょう。
Wi-Fi通信が繋がりやすいおすすめ「光回線」
光ファイバーを利用した光回線でつなぐのは現在主流であり、自宅でWi-Fiを使う時には光回線があると、スムーズにWi-Fiの回線を繋げやすくなります。
しかし光回線の会社は何十社とあり、どれを選んだらいいか分からなくなってしまうでしょう。おすすめできる光回線は以下の会社になります。
光回線は契約する人によって、おすすめが異なります。基本的にはスマホキャリアなどの合わせて選ぶことが最もおすすめになりやすいです。
またエリアによっても変わるので対応エリアをしっかり確認してから光回線を選ぶようにしましょう。
Wi-Fiが途切れる原因とするべき対策についてのまとめ
インターネットを使っていて、よくあるトラブルでもあるWi-Fiが途切れる事について解説させていただきました。Wi-Fiが途切れると言っても様々な原因がある事は理解していただけたのではないでしょうか?
今回の記事に書かれている事をしっかり把握した上で、今使っているWi-Fiやインターネットを改めて見直してみると、原因を特定する事が可能になるのではないかと思います。
どうしても対処療法が効かないと感じた時は、新しく回線を変えたり、Wi-Fiルーターなどの製品を買って思い切りネット環境を変えて、より快適なインターネット活用を心がけていきましょう。