SNSには、ジェルネイルを使ったかわいいデザインのチップがアップされていますよね。
作ってみたいと思うけれど「作り方がわからない」「道具を用意するのが大変そう」「不器用な自分には無理かな」と諦めていませんか。
この記事では簡単なジェルネイルを使ったチップの作り方や注意点などについて紹介していきます。ぜひ、一読して工程を把握してくださいね。
(アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/20190459102post-20394.html)
ジェルネイルを使ったチップの作り方:準備するもの
まずは、ジェルネイルを使ったチップを作るときに必要になるものを紹介します。大体のものは100均にありますので、初めての方は安く揃えるのもいいですよ。
- チップ(ネイルチップ)
- ベースジェル、ジェルネイル、トップコート
- ファイル(やすり)、爪切り、ニッパー
- ジェルクリーナー、コットン
- スタンド
- 硬化用のライト
- エタノール、キッチンペーパー
- 両面シール、ネイルグルー(接着剤)
- ウッドスティック
- リムーバー
チップ(ネイルチップ)
チップには長さと形により種類があります。まず、チップには3種類の長さがあります。
- ショート…自爪と同じか少し長いくらいのチップ
- ミディアム…自爪より長めのチップ
- ロング…ミディアムより長めのチップ
初心者には定番のミディアムがおすすめです。足用のチップもありますので、作りたい方は足用のものを購入してください。
次に、チップには主に4種類の形があります。作りたいチップのイメージに合わせて、購入してくださいね。
- ラウンド型…先端がカーブを描いた一番自爪に近い形のもの。自爪と違和感なく付けられる。
- オーバル型…ラウンド型より先が細く卵のような形のもの。一番人気の形。
- スクエア型…ラウンド型より四角いもの。強度が高く折れにくい。人と違った雰囲気が出せる。
- ポイント(アーモンド)型…オーバル型よりも先が尖ったもの。オーバル型より指を細長く見せられる。
100均で買うときは、自爪のサイズに合わせやすいよう、左右12本ずつ入っているものを買うのがおすすめですよ。
ベースジェル、ジェルネイル、トップコート
ネイルチップをデザインする際に使うベースジェルとジェルネイル、トップコートです。3つとも用意しましょう。
ファイル(やすり)、爪切り、ニッパー
チップの表面や側面を整える際に使うやすりです。スポンジ製のものや爪切りについているやすりを使います。また、爪切りやニッパーはチップの形を変える際に使います。
ジェルクリーナー、コットン
硬化しきれなかったジェルネイルやトップコートを拭き取る際に使うジェルクリーナーです。ジェルクリーナーはコットンにつけて使います。
スタンド
チップをデザインする際にチップの固定をするためのスタンドです。チップスタンドを買ってもいいですし、100均のフックを改造してスタンドにするのもありです。
100均のフックは、フックの先に両面テープをつければチップスタンドとして使えます。一度に片手分のチップを作れるよう、フックは5つ用意しておきましょう。
硬化用のライト
ジェルネイルを固めるときに使う硬化用のライトです。ライトにはUVライトやLEDライトなど主に3種類あります。
購入したジェルネイルに対応しているものを用意してくださいね。
- UVライト…紫外線を利用して硬化させる。硬化時間は2~3分で、電球の寿命は約半年。価格が安いのが特徴。
- LEDライト…可視光線を利用して硬化させる。硬化時間は約30秒で、電球の寿命は長く交換はほとんどしなくていい。価格は高めなのが特徴。
- CCFLライト…冷陰極管*の光で硬化させる。硬化時間は約30秒で、電球の寿命はLEDライトと同じくらい持つ。価格はUVライトより安いが対応していないジェルネイルも多いのが特徴。
*冷陰極管は一般の蛍光灯とは違う仕組みで作られたライトで、ノートパソコンや液晶TVのバックライトに使用されています。
エタノール、キッチンペーパー
爪の油分や汚れを落とすために使うエタノールと、そのエタノールを染み込ませるキッチンペーパーです。
両面シール、ネイルグルー(接着剤)
チップを自爪に付けるときに使うネイル用の両面シールと、ネイルグルー(接着剤)です。
ウッドスティック
使い終わったチップを自爪から外すときに使うウッドスティックです。
リムーバー
ネイルグルーで付けたチップを外す際に使う専用のリムーバーです。ネイルグルーを使う際は一緒に用意しておきましょう。
ジェルネイルを使ったチップの作り方①チップのサイズを合わせる
購入したチップの中から、自爪に合うサイズのものを選びましょう。実際に自爪に押し当ててサイズを見ます。サイズは自爪より少し大きめくらいが後から調整しやすいのでいいですよ。
サイズを選んだら、自爪の根元と合うようにチップの側面を少しずつ削っていきます。後から削ろうと思っても、ジェルネイルを塗ると形を変えるのが難しくなるので先に削るようにしてください。
削るときは、適度に自爪に当ててサイズを確認しながらチップの形を整えていくのがおすすめです。大きく形を変えたいときは爪切りやニッパーを使ってチップを切りましょう。
カーブを付けたいときは、お湯につけたりドライヤーを当てたりしてチップを温め、自爪に合うよう曲げてみてください。
ジェルネイルを使ったチップの作り方②チップを固定する
チップの形を整えたら、削ったときについた塵や汚れを落とすためにエタノールを染み込ませたキッチンペーパーで拭き取ります。チップが綺麗になったらスタンドに固定しましょう。
スタンドに固定するときはスタンドの先についた両面テープに、チップを数秒軽く押して固定します。
今回はスタンドにチップを固定する前に、チップの形を整えていますが、スタンドに固定した後に形を削ってもいいです。自分のやりやすい方法でしてみてくださいね。
ジェルネイルを使ったチップの作り方③ジェルネイルを塗る
チップを固定したら、実際にジェルネイルを塗っていきましょう。まずは、ベースジェルを表面と側面に塗り、ライトで硬化します。硬化時間はUVライトは2~3分、それ以外なら約30秒です。
ベースジェルが固まったら、カラージェルを塗って自分好みのデザインを作っていってください。
最初は、カラージェルを塗るだけでもいいと思います。デザインを固めるときは硬化してくださいね。
デザインが完成したら、仕上げにトップコートを塗って硬化し(UVライトは3分、それ以外も確実に硬化させるため1分はしよう)、ファイルで側面を整えたら完成です。
トップコートはツヤを出すだけでなく、デザインを剝がれにくくしチップの長持ちに繋がります。忘れずに塗ってくださいね。
ジェルネイルを使ったチップの作り方:注意点
ジェルネイルを使ったチップを作るときに注意してほしいことは次の通りです。
- 最初から難しいデザインに挑戦しないこと
- チップをしっかりスタンドに固定すること
- 乾く前に触らないこと
この中でも特に一番上の「最初から難しいデザインに挑戦しないこと」が大事です。慣れないうちはカラージェル一色をムラなく塗るだけでも難しいと思います。
最初は練習だと思って、簡単なデザインから作ってみてくださいね。
また、ネイルチップを作るときは1本分だけではなく、一度に5本分を作った方が実際にネイルチップを付けた時の想像ができ、同じデザインで作りやすいのでおすすめですよ。
ジェルネイルを使ったチップの作り方:保管方法
作ったチップは両面テープで台紙やファイルに貼り付けておくか、小分けのケースに入れておくといいでしょう。
保管するときは、デザインや使いたい用途ごとに分けるのもいいですし、作った日付や一度使ったことがあるなら使った回数をメモしておくと、複数のチップを管理しやすいですよ。
また、チップは直射日光が当たらない場所や湿気の少ない場所に保管するのが、長持ちのコツです。
長くて3年持ちますので、定期的に汚れや傷がないかメンテナンスして大切に保管しましょう。
ジェルネイルを使ったチップの付け方
まず、エタノールを染み込ませたキッチンペーパーで自爪についている油分を落とします。爪に油分が残っていると、チップが付きにくいので忘れず行いましょう。
爪の油分を落としたら、実際にチップを付けていくのですが、チップの付け方にはネイル用の両面シールとネイルグルー(接着剤)の2種類があります。
それぞれ特徴がありますので、目的に合わせて使い分けてくださいね。
両面シールで付ける場合
ネイル用の両面シールで付ける場合は、自爪より少し小さめにカットした両面シールを爪に貼り、チップを上から数秒間押しつけて接着させます。
両面シールを貼るときはピンセットを使うと接着力が落ちないのでおすすめです。
両面シールは一日しか持ちませんが、また両面シールを貼れば一度使ったネイルチップも再度付けることができます。
チップを休日だけ楽しみたい方や、同じチップをまた後日使いたいという方におすすめです。
ネイルグルーで付ける場合
ネイルグルーで付ける場合は、自爪にネイルグルーを塗った後、上からチップを数秒押しつけて接着させます。ブラシを使うとネイルグルーを爪に塗りやすいです。
ネイルグルーは、取れにくく一週間ほど持ちますが、外すときに使うリムーバーがチップを溶かしてしまうため、一度使ったチップを再度使うことはできません。
自爪の負担も大きいため、あまり頻繁に使わない方がいいでしょう。汗をかく夏場や旅行のときに使うのがおすすめです。
ジェルネイルを使ったチップの外し方
チップは、両面シールとネイルグルーを使った場合のそれぞれで異なる外し方になります。外すときは自爪にダメージが残らないよう、丁寧に外してくださいね。
両面シールで付けた場合
両面シールで付けた場合は、約40℃のお湯に爪を付け、テープがふやけて根元が剥がれてきたらウッドスティックを使って少しずつ剝がします。
自爪やチップに傷をつけないよう、決して急がず丁寧にチップを外してください。
剥がしたチップは、また使えるよう両面シールや汚れを綺麗に取り除いておきましょう。自爪のケアも忘れずに、ハンドクリームやネイルオイルを塗って保湿してくださいね。
ネイルグルーで付けた場合
ネイルグルーで付けた場合は、まず、ネイルチップの根元や側面にリムーバーを垂らし、固まったネイルグルーを溶かします。自爪との隙間にたっぷりとかけていきましょう。
次にチップが浮いてきたら、ウッドスティックを使ってゆっくりと剥がしていきます。無理に引っ張ると痛みますので気を付けてください。
チップを外せたら、キッチンペーパーにリムーバーを染み込ませたもので自爪に残ったネイルグルーを拭き取りましょう。すべて拭き取れたらハンドクリームやネイルオイルで保湿をしてくださいね。
マニキュアを使ったチップもおすすめ
ジェルネイルに手を出しづらいという方や、そもそもネイルをあまりしたことがない方にはマニキュアを使ったチップもおすすめです。
マニキュアでのチップの作り方はジェルネイルの時とほぼ一緒で、ベースジェルを塗らないのと、硬化用ライトを使わないため乾くのに時間がかかるのが特徴です。
ジェルネイルより安く様々な種類のマニキュアを揃えることができるので、デザインの練習をしたい初心者に向いていますよ。
あなただけのジェルネイルを使ったチップを作ろう
ジェルネイルを使ったチップの作り方や注意点などについて紹介してきました。
ジェルネイルを使ったチップは、パーツを組み合わせたり、硬化をうまく使うことで凹凸のついたデザインを作ったりと凝ったものを作ることができます。
ぜひ、あなただけのジェルネイルを使ったチップを作ってみてくださいね。そのためにもまず、ネットや100均で必要な材料を購入しましょう。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。自爪にジェルネイルをしたい方は次の記事を参考にしてみてくださいね。