あなたは月々に携帯のデータ容量がどのくらい消費しているか知っていますか。最近ではYouTubeでも高品質な動画が多くアップされており、データ容量を消費しやすくなっています。
スマホの料金も高くなって来ており、月々の携帯代を節約したいと思う人も多いのではないでしょうか。
スマホの設定や自分の使い方に合わせた通信プランの選択によってデータ量を抑えることができ、月々の携帯代の節約にもつながるため、ぜひ読み進めてみてください。
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今や携帯のデータ容量は無制限ではない
そもそも携帯電話で使われるデータ容量とは、何を基準にしたものなのでしょうか。
ガラケー時代のときにはパケット無制限のプランなどが主流となっていましたが、スマホになってからはデータの容量が増えてきているため、無制限プランが少なくなっています。
最近では動画配信サービスが主流となっており、スマホのデータ量は増えています。しかし、使い方によってはデータ容量を持て余すこともあるため、自分の使い方にあったデータの使い方を知ることが大切です。
携帯のデータ容量のGBとはどういうもの?
スマホの通信する時に表すデータの重さの単位は、大まかにいうと次の4段階で数えられていきます。
- B(バイト)
- KB(キロバイト)
- MB(メガバイト)
- GB(ギガバイト)
携帯電話のデータ容量はGB(ギガ)単位で数えられることが多く、容量が少なくなった時に追加する1GB=1000MBバイトという計算となります。
個人で使うデータ容量の平均として、2016年では平均4GB程度でしたが、現在は約7GBと個人が使うデータ容量がほぼ2倍程度まで増えています。
スマートフォン利用者の前月のデータ通信量について分析した結果、「わからない」と回答したユーザーを除いた平均データ通信量は6.94GB(ギガバイト)、中央値は3.00GBとなった。
つまり今までウェブサイト閲覧や短時間の動画視聴で4GB程度で足りるような使い方でも、データを消費しやすくなっていると言えます。
携帯のデータ容量の具体例
スマホのデータ量の平均が7GBとはいっても、スマホの使い方によってデータ容量は左右されるため、具体的にどのような使い方でデータを消費するのか想像しにくいでしょう。
データ容量の基本的な単位である1GBに焦点を当てて、スマホのデータの使い方について4つのパターンに分けたので、節約したい人は参考にしてみてください。
- ウェブサイトなどネット検索がメイン
- 画像や動画の閲覧、マップ検索など
- 音楽ストリーミングサービスの利用
- 動画やビデオ通話
ウェブサイトなどのネット検索がメインの場合
企業のホームページなど、スマホの進化によってホームページの表現も変化してるため、前に比べてデータ量が多くなっている傾向もあるため、このデータ量はあくまでの参考値になります。
- ウェブサイト、Twitter閲覧 620ページ
- LINE:トークは50万回
LINEのトークやウェブページ閲覧など、連絡手段としてスマホを持っている程度の人であれば、1GBでも足ります。
画像やマップ検索など
基本はWi-Fiのある所で見ているけど、外出先の住所がわからずに検索したり、待ち時間にTwitterやインタスタグラムの動画を閲覧することはありませんか。
- インスタグラム 50〜100分
- マップ検索 1000回
最近はSNSも文字だけでなく動画コンテンツも増えてきているため、何気なく開いているだけでデータ量を消費してしまうことがあります。
配送業や現場仕事など、カーナビよりスマホの地図が新しいために代用しているといった人も、頻繁に使うことが多ければ1GBの消費は早いです。
音楽ストリーミングサービスの使用
音楽の楽しみ方も、CDから転送するといった方法から、スマホのデータ通信を利用して音楽を楽しむといった形へと変化しています。
- ストリーミング再生:16時間
16時間は音楽の品質が普通で再生した時の参考値ですが、ロスレスオーディオなどもっと音質よく聞きたい場合はこれよりも消費量が増えてしまいます。
また通勤時間や外での移動、作業中に音楽を聴く機会が多いと、データ使用量が増えるため、1GBだと半月も満たない時期で超える人も多いと思います。
動画やビデオ通話
最近コロナ禍の影響で会議などがオンライン化することも増えていると思います。しかしどのくらいデータ量を消費しているか意識している人も少ないのではないでしょうか。
- 動画 120分
- LINEビデオ通話 180分
予定されている会議ではWi-Fiがある環境や場所等を確保することは可能だと思いますが、予定外で会議が入ったり、Wi-Fiのある環境が確保できないこともあると思います。
動画視聴やビデオ通話などはもっともデータ消費量が激しいため、外で使う機会が多い人であれば大容量なデータ量が使えるプランの方がいいでしょう。
2パターン別スマホのデータ容量を抑える方法
スマホの会社や通信プランなどは多様化されており、人それぞれ使っているプランや固定回線の有無などは変わっています。
その中でも月々のスマホの使い方として、2つのパターン別に紹介しているため、自分の使い方について見直してみましょう。
- 自宅にWi-Fiがなく、スマホの回線のみで使っている場合
- 自宅にWi-Fiがあるが、外出先でも動画や音楽のストリーミングをする場合
自宅にWi-Fiがなく、スマホの回線のみで使っている場合
転勤や引っ越しなどが多いため固定回線が導入しづらく、スマホの回線でやりくりしている場合は、大手の60GBプランでもデータ容量を超えてしまう場合も多いです。
街のフリーWi-Fiなどの環境時にアプリの更新するなど、生活環境の中でWi-Fiがある所でデータ量の多い通信を行うのも手ですが、手間がかかるため現実的ではないでしょう。
ポケットWi-Fiなどを導入したり、AbemaやYouTubeなど特定のアプリを使うことが多いのであれば、特定のアプリのデータ使用量が無制限になる格安SIMなどがおすすめです。
外出先でも動画や音楽のストリーミングをする場合
自宅に固定回線を導入しているのであれば、外出先でのデータ使用量を抑えることは可能です。
通勤時間が長く、通勤時間中に動画や音楽などを視聴したいのであれば、よく見るコンテンツなどをダウンロードしておく方法が良いでしょう。
最近ではYoutubeもプレミアムプランを提供しており、事前にダウンロードしておくことが可能であるため、使用頻度を考えて有料サービスに加入することも手です。
携帯のデータ容量をアプリ毎に抑える方法
携帯のデータ量を抑えたいのであれば、モバイルネットワークの通信の有無の項目や、品質の項目を見直しことが良いでしょう。
スマホの本体設定 iPhone
iPhoneやiPadの本体設定の中で、省データモードというものがあります。これを有効にするとアプリを使ってない時のデータ量を制限することができます。
- 設定アプリを開く
- モバイル通信を押す
- 通信オプションを押し、省データモードの項目をオンにする
スマホの本体設定 Android
Androidのスマホの場合は、メーカーによって設定が違うためどの機種でもおすすめの設定が、Androidアプリの更新設定です。
最近ではLINEやTwitterなどのアプリのアップデートも容量が増えているため、モバイルネットワーク経由でのデータ消費を抑えることが効果的です。
- Google playアプリを開く
- 右上にあるプロフィールアイコンを押す
- 設定→ネットワーク設定を開く
- アプリの自動更新を押す
- ネットワークの指定なしからWi-Fi経由のみを押す
動画視聴で気をつけたい携帯のデータ量の調節
スマホのデータの中で、最も消費するデータは動画視聴です。動画視聴でも画質の選択によりデータ量の消費が大きく変わるため、節約したい人は設定を見直しましょう。
YouTube
YouTubeではプレミアムプランで動画をスマホに保存しておくこともできますが、ストリーミング時のデータ消費を抑える方法を紹介します。
- YouTubeを開く
- 右上にあるプロフィールアイコンを押す
- 動画の画質設定を押し、モバイルネットワークの動画の画質をデータセーバーにする。
インスタグラムは基本的に画像などがメインですが、最近ではショートムービーなどの使うコンテンツも増えてきました。
よくインスタグラムを使って友達の投稿や企業の投稿を見ることが多いなど、見る頻度が高いのなら、データ量を抑える設定をチェックしましょう。
- 人形のアイコンを選択し、自分のプロフィールページに行く
- 右上の三本線のマークを押し、設定を押す
- アカウントを押し、データ使用状況を押す
- モバイルデータの節約にチェックを入れる
ストリーミングサービスでは、事前にダウンロートしておこう
Apple MusicやSpotifyなど、音楽配信サービスには、ダウンロードする項目があります。何気なくプレイリストの曲を聞いている場合は、毎日データ量が発生しています。
よく聴くプレイリストや、曲などを予めWi-Fiで通信している時にダウンロードしておくことで、データ量の消費を抑えることができます。
外出先でもデータ量を使うのならプランの見直しを
モバイル通信の節約をしても、思ったよりデータ量が増えてしまったり、通信を制御することで不便さを感じることが多いなら、今使っているスマホ回線見直しをしましょう。
外でも通信することが多いのであれば、自分のスマホの使い方にあわせて3つのプランを考えてみましょう。
- ドコモなど大手の無制限プラン
- 格安SIMのオプションである対象アプリのカウントフリーを使う
- 大手より少し遅い速度でのデータ使い放題サービスがある格安SIM
ドコモなどの大手無制限プラン
通信品質も保ちながら外でデータ容量を気にせず通信したいのであれば、ドコモやau、ソフトバンクという大手キャリアの無制限プランを選びましょう。
オンライン会議や動画視聴でも画質を保ちたかったり、都心部などで混雑しやすい状況で使うことが多いなど、通勤や外仕事などで移動しながら使う人にもおすすめです。
BIGLOBEモバイルでエンタメフリーオプションに加入する。
大手キャリアだと通信費が高くて、格安SIMで価格を抑えて使いたいのであればBIGLOBEモバイルのエンタメフリーオプションに加入しましょう。
YouTubeやAbemaなどの動画視聴や、Apple MusicやSpotifyといった音楽再生などの使い方がメインであれば、データ消費のカウントなしに使うことができます。
大手より少し遅い速度のデータ使い放題サービスがある格安SIM
mineo(マイネオ)と呼ばれる格安SIMでは、最大20GBまで選ぶことができます。また、最大1.5Mbpsでデータ使い放題があるパケット放題 Plusと呼ばれるオプションがあります。
10GB以上のサービスでオプション加入量が無料となり、20GBを選択しても月々2178円と安いため、アプリ問わずデータ量を使うのであればmineoがおすすめです。
転勤や移動などがあるならWi-Fiルーターがおすすめ
現在大手プランの中でも無制限プランもありますが、現在5Gのスマホに変更するのが前提であるなど、プランを変えるだけでもコストがかかります。
Wi-Fiルーターは直近3日間で10GB以上で1Mbpsの制限であり、月々のデータ量も無制限なのでスマホの料金を節約しながら固定回線並みの通信環境を整えられます。
2年以内の転勤や電車や車での移動が多い人であれば、大手キャリアよりも比較的速度が早く、データ量の制限も余裕があって価格も安いWi-Fiルータはおすすめです。
携帯データ容量が足りないなら、固定回線の導入を検討する
スマホ本体の更新やアプリの更新などによって、データ量は年々増えてきています。固定回線とスマホの回線をセットで料金を節約することができるため、導入をおすすめします。
Wi-Fiルータの違いとしては、固定回線の方が通信の安定性があります。自宅に物理的な回線を引いて通信するため、通信品質に左右されにくいことがメリットとなります。
通信品質が変わる例として、テレビでアマゾンプライムなどの動画配信をみながらネット閲覧をするなど、複数の端末をWi-Fiに繋ぐ時にはWi-Fiルータは遅くなりやすいです。
契約期間が2年単位であり、転勤や移動が多い人にはおすすめしにくいですが、家族で複数台使うことが多かったり、2年単位の契約期間が問題でないなら固定回線を導入しましょう。
携帯のデータ量の節約方法や通信会社の選択を紹介 まとめ
携帯のデータ量は一人当たり7GB程度であるなど、年々増えてきています。携帯のデータの使い方を知り、使い方にあわせた設定方法や通信プランの選択が必要となります。
- 携帯のデータ量を抑えるためにはスマホの設定を見直してみる
- よく使うサービスを知り、アプリの設定やスマホの通信サービスを検討する
- 移動や転勤が多いのならWi-Fiルータを検討する
- 家族など複数台で通信することが多いのなら自宅の固定回線を検討する
データ量を抑えるためには、スマホの通信を管理する必要があります。スマホ本体の更新はWi-Fiがある所で行ったり、ストリーミングの品質を抑えるなどが効果的です。
それでもデータ量が増えるようであれば、よく使うアプリの設定を見直したり、YouTubeなど一部のアプリが無制限で使えるBIGLOBEモバイルなどの格安SIMの変更がおすすめです。
移動が多いのなら大手キャリアより速度が出やすいWi-Fiルーター、転勤や自宅で通信することが多いのなら、固定回線の導入を検討してみましょう。