「仕事を辞めたいけど本当にやめていいのか分からない」「仕事を辞めるにあたって何を準備すればいいのだろうか」と頭を抱えてはいませんか。
仕事を辞めたいと思っても、本当にやめていいのか判断するのは大変ですよね。
この記事では仕事を辞めたいときに自分の考えをまとめる方法や辞める前に準備すべきことについて紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4786972?title=%E6%82%A9%E3%82%80%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E5%93%A1&searchId=1850919990#)
仕事を辞めたい理由を書き出す
あなたが仕事を辞めたいと思っているとき、仕事で嫌なことがあって精神状態が不安定だったりと、冷静な気分では無いはずです。
そんな時は、仕事で何が嫌だったのか、仕事で何に不満を抱えているのかを紙やスマホのメモに書き記してみましょう。
「上司から小言を言われてむかついた」とか単純なことでもいいので、まずは仕事に対して自分が抱えている思いを表面化させることが大切です。
自分が仕事を辞めたいと思っている原因が分かったら、つぎは仕事を書き出した理由をより深掘りしていきましょう。
仕事を辞めたいと思う理由を深掘りする
仕事を辞めたい理由を書き出したら、次に下に紹介するやり方で自分の考えを整理してみましょう。
書き出したことを嫌な順に並べてみる
仕事を辞めたい理由を書き出したら、その理由を嫌な順(仕事を辞めたい主な原因の順)に並べてみましょう。
そうすることで、自分が本当に対処すべきことが浮き彫りになり、頭の中を整理することができます。
自分一人では対処できないことをピックアップする
そのなかでも自分では対処できないもの、例えば他人の言動や行動による不満等をピックアップしましょう。
自分では対処できないことを見定めることで、仕事を辞めたい理由に対する最適な行動を取りやすくなります。
逆に、自分で対処できる理由も分かってくるので、それらを少しずつ解決していけば、仕事をやめたいという気持ちも薄まるはずです。
みんなの仕事を辞めたいと思う理由
仕事を辞めたいという悩みを抱えているみなさんは、主に何が原因で「辞めたい」と思っているのでしょうか。
個人的な調査の結果、主に以下の理由で仕事を辞めたいという悩みを抱えている方が多いことが分かりました。
- 給与が低い
- 人間関係・ハラスメント
- 仕事内容が嫌だ
- 休日が少ない・残業が多い
- 新しくやりたいことが見つかった
特に多かったのは給与と人間関係に関する悩みです。「仕事の量と給与が釣り合っていない」「上司からのパワハラで仕事をやめたい」等の悩みは深刻ですね。
また、新しくやりたいことが見つかったから仕事を辞めたいという方も少なからず見られました。
仕事を辞めたいとき辞めてもいい理由.判断ポイント
仕事を辞めてもいい理由として以下の判断ポイントを参考にしてください。あなたがどの位置にいるかをを考えることが重要です。
- 人間関係で悩んでいる
- 会社の経営が不安定、社風に不満がある
- うつ病になってしまった
- 1~2年働いて今の仕事が自分に合っていないと感じる
- 労働時間の長さ、給与に対する悩みがある
人間関係で悩んでいる
人間関係で悩みすぎて耐えられない方は仕事をやめるという決断をするのも良いでしょう。
人間関係において、自分の相手に対する態度は変えることができるものの、他人を変えるのは難しいことです。
上司からのハラスメント、同僚からの仲間はずれ・嫌がらせ、いじめはなかなか一人で解決できるものではありませんからね。
会社の経営が不安定、社風に不満がある
会社の経営の雲行きが怪しい・倒産する可能性がある。会社の雰囲気や社風が気に入らない場合です。
会社の経営が不安定な場合は給与がさがったり、リストラの心配がありますよね。
また、会社の居心地が悪かったり、雰囲気が悪い・環境が悪いと仕事に集中できません。
うつ病になってしまった
労働環境の悪さや人間関係での悩みが積み重なったあげくにうつ病になってしまう人もいます。
その方は、仕事を辞める辞めないの問題ではなく、精神的にも身体的にも衰弱しているため、すぐに休職届けを提出すべきでしょう。
そこで、休職願いを聞いてもらえない、話すら聞いてもらえないのであればその会社を辞めるべきです。
1~2年働いて今の仕事が自分に合っていないと感じる
入社してすぐの頃は覚えることも多く、人間関係でもたくさん悩みを抱えることでしょう。次第に慣れてくればそのような悩みはなくなっていきますね。
しかし、1~2年たっても仕事に慣れない。むしろ。自分に全く仕事が合っていないと分かった方は退職を検討しても良いかもしれません。
労働時間の長さ、給与の低さに対する悩みがある
労働時間が長く絶対に定時に帰れない。残業続きで疲労が溜まるばかり。その割に給与が低いという悩みを抱えている場合です。
労働時間の長さや給与が低いと感じるかは当事者次第なので、不満がある場合は退職を考えても良いのかなと思います。
仕事をやめたいときやめてはいけない理由.判断ポイント
仕事を辞めたいとき、辞めた後に後悔するかもしれない理由を挙げています。下記の理由で仕事を辞めたいと思っている方は注意してください。
働きたくないから辞める
人間関係や会社に原因があるのではなく、ただ単にだるいから、働くことが嫌だからと言う理由で仕事を辞めるのは注意です。
そんな人はもし転職したとしても、次の仕事場でも同じ理由で辞めてしまうかも知れません。
仕事を辞めるのであれば、退職の明確な理由と退職後のプランをはっきりさせた上で行いましょう。
寿退社はキャリアが途絶える可能性がある
結婚によって仕事を辞めるという女性も少なからずいます。家事や育児のために仕方なく辞める方もいますね。
ただし、結婚生活や育児が落ち着いたときに再就職しようとしても、ブランクやフルタイムで働けないと言う原因で難しい場合もあるようです。
結婚して仕事を辞めるのがいけないと言うわけではありませんが、寿退社する前に、再就職したい業種の情報収集や、資格取得は行っておくべきでしょう。
仕事を辞めたいときに試すべき対処法
どうしても仕事を辞めたいとき、退職の決断をする前に以下の内容を試してみましょう。
少し冷静になって考えることで、自分の考えもまとまりますし、最善な判断をとるっことガできるはずです。
- 休暇をとる
- 信頼できる人に相談する
- 全力で仕事に取り組んでみる
休暇をとる
心身ともに疲れている状態では冷静な判断ができずとも仕方の無いことです。
有休休暇や休職制度を使って仕事を休んで、休んだ期間を、自分の仕事に対する考えをまとめる時間にするのも良いでしょう。
ただし、有給を得られない、休職を認められない会社は思い切って辞めても良いかもしれません。
信頼できる人に相談する
会社の同僚が仕事をやめたいという悩みをかかえていたり、先輩も同じような経験を持っているかも知れません。
また、家族という最も信頼できる存在に話を聞いてもらうだけでも心が軽くなるはずです。客観的な意見ももらえるでしょう。
知り合いではなく転職エージェントに相談するのもおすすめです。転職に関する情報や自分の市場価値を知ることができます。
仕事に全力で取り組んでみる
今の仕事を辞めたい。仕事がつまらない。という方は一度全力で仕事に取り組んでみるのもいいかも知れません。
仕事に全力で向き合うことで、普段は見えなかった楽しさややりがいが見えてくる可能性があります。
また、成果を出したことにより転職が楽になったり、自分の市場価値のアップに繋がったりとメリット多いです。
仕事を本当に辞めたいときに準備すること
仕事を辞めたいと本気で感じたならば、退職の準備を始めましょう。まずは以下のことから取りかかるべきです。
退職後のプランを考える
仕事を辞めた後のプランを何も考えずに退職してしまうと、途端に収入がなくなってしまいますね。
また、収入がないからといって慌てて転職した会社が自分に向いていなかったなんてことにもなりかねません。
仕事を辞める前に、長期的な転職プランを考えておくことで、焦らず慎重に自分に合った転職先を探すことができるでしょう。
転職エージェントに相談する
転職を考える前に、まずは転職の専門家に相談してみることをおすすめします。
転職エージェントに相談していく中で、自分が進むべき道が見えたり、転職活動をするべきかを判断することができるでしょう。
円満に仕事を辞める方法
仕事をやめる際に、会社にとっても自分にとっても不快な退職にならないように、以下の内容に注意して退職活動を進めていきましょう。
- 明確な退職日を決め、転職活動を行う
- 上司や同僚に前向きな退職理由を伝える
- 退職の意を伝えるなら繁忙期は避ける
退明確な退職日を決め、転職活動を行う
いつ退職するのかを明確に決めて、その日に向けて転職活動を開始しましょう。
ただし、ほとんどの会社では退職したい1~3ヶ月前までに直属の上司に仕事を辞めたい旨を伝えておく必要があります。
決めた期限に向かって退職活動を始めないとどんどん先延ばしになってしまう可能性もあるので注意が必要です。
上司や同僚に前向きな退職理由を伝える
今までお世話になった上司や同僚一人一人に退職する予定であることを伝えましょう。
噂という形であなたが退職すると言うことを知っても、上司や同僚はすっきりしないし、相談してくれなかったことを悲しむはずです。
今までお世話になった気持ちを大切にして、正直な気持ちや前向きな退職理由を伝えることで、残った人に不安を残さないようにしましょう。
退職の意を伝えるなら繁忙期は避ける
退職をいつしてはいけないという決まりは無いと思いますが、会社の状況を見て退職日を決めるのも重要です。
繁忙期に退職の旨を伝えたり、退職日を設定すると、同僚達にしわ寄せが来ることも考えられますね。
退職時の自分の印象を悪くしないためにも、退職の意見が通りやすい時期に仕事を辞めたいという意思を伝えましょう。
仕事を辞めたいときの基本的な流れ
仕事を辞める時の基本的な流れを以下に記します。円満な退社をするためにもしっかり手順は守りましょう。
- 退職・転職活動のスケジュールを決める
- 上司に退職の意を伝える
- 退職予定日・退職願を提出する
- 残務整理・引継ぎを行う
退職・転職活動のスケジュールを決める
退職する決断したのであれば、退職予定日や転職活動のスケジュールなど、仕事を辞めるまでのスケジュールを決めておきましょう。
一般的に、退職までに1~2ヶ月、転職活動に約3ヶ月の期間を要すると言われています。
後々、会社選びを間違えたと後悔しないように、スケジュールを決める段階で妥協しないようにしましょう。
上司に退職の意を伝える
退職予定日や転職活動のスケジュールを決めたら、退職の1~3ヶ月前までに上司に退職の意を伝えましょう。
このとき、会社の状況などを考慮しながら早めに退職の意を伝えることが重要です。その分会社側もあなたがいなくなったときの人員の変化に対応しやすくなります。
退職予定日・退職願いを提出する
上司に退職の意とスケジュールを伝えたら、上司と話し合って退職日を決めましょう。
退職日を決定したら、就業規則に従い退職願いを作成して上司に提出しましょう。
残務整理・引き継ぎを行う
退職願が受理されたなら、退職に向け残務整理や引き継ぎを行っていきます。
引き継ぎの際は、会社や後任者が問題なく業務を行えるように、自分が行ってきた業務の手順書を作成することをおすすめします。
また、引き継ぎは自分一人で行うものではないため、後任者とのスケジュール管理もしっかり行いましょう。
まとめ
今回は仕事を辞めたいときにまず取りかかること、仕事をやめても良い理由や仕事を辞めたいときに準備することをお伝えして参りました。
あなたがもし仕事を辞めたいと思っているのであれば、まずはその理由を書き出すことから始めてみましょう。
また、退職を決断して転職活動を始めたいという場合は退職後のプランを考えて、転職エージェントに相談することをおすすめします。
仕事をやめる際の基本的な流れに関しては上記で解説しているので参考しにていただけたらと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。