はじめて子犬を迎えるときはとても嬉しいですよね!しかし喜んでばかりはいられません。しつけをいつから、どのように行えばよいか悩むという飼い主さんも多いことでしょう。
そこで、この記事では子犬のしつけを行う時期、順番、注意点をご紹介していきます。愛犬をほかの人にも自慢できるよう、しっかり覚えていきましょう!
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子犬のしつけはいつから?
しつけを始めるなら生後2~3ヶ月経ってからが良いとされています。なぜなら生後2~3ヶ月までの子犬は、社会化期と言われる段階であり、脳が未発達だからです。
そのため、しつけをしても何のことか理解することができません。だからといって、あまり遅くなってもいけません。
犬のしつけは幼い頃から始めるのが理想的とされていますので、生後2~3ヶ月経ってからが良いでしょう。
それまではしっかりと愛情を注ぐことに注力して、気持ちを安定させることに重きを置いてもいいかもしれませんね。
子犬のしつけの前にやるべき準備
しつけで一番大切なことはルールの統一です。一人暮らしなら良いですが、家族で犬を飼う場合、家族の誰か一人が甘やかしてしまう場合がありますよね。また、家族全員がばらばらの教え方をする可能性があります。
すると何が正しいのか犬も混乱して、覚えるのに時間がかかってしまいます。子犬が来てから慌てなくていいように、重要なことは事前に家族の中でルールを決め、シミュレーションしておくようにしましょう。
子犬に教えたいしつけ7選
しつけは愛犬と一緒に暮らしていく上で最低限必要なものです。自身の愛犬がかわいく思えるのは百も承知ですが、何も知らずに周囲に迷惑をかけていては本末転倒です。
愛犬が周囲の環境の中で安心して暮らせるよう、きちんとしつけをしておきましょう。ここでは子犬に教えたいしつけを7つご紹介します。
- トイレトレーニング
- アイコンタクト
- セルフコントロール
- コイ、オイデ
- ハナセ、チョウダイ
- ハウス
- ブラッシング、歯磨き
1.トイレトレーニング
多くの飼い主にとって難題となるのがトイレのトレーニングでしょう。大切なのは「失敗させない」ことです。
ケージ内や遊ぶ場所にトイレシートを敷き詰めて、どこで排泄しても大丈夫なようにして成功体験をつませましょう。そして成功したら褒めてあげてください。褒めることはしつけの基本ですからね。
2.アイコンタクト
しつけの基本は、アイコンタクトです。愛犬としっかり目を合わせることによって、犬は飼い主の指示を聞き取ろうとし、徐々に信頼関係を築いていくことができます。
さらに、アイコンタクトで注意を引くことで、アクシデントや事故の危険から守ることができます。
3.セルフコントロール
”「お座り」「待て」「伏せ」”のことです。人間と一緒に生活する上で愛犬が好き勝手な行動をしないよう命令することで、主従関係を明確に築いていく必要があります。
特にお散歩の時に、他の犬や人に対して攻撃的な行動を取らないように、あらかじめしつけておくと役に立ちます。
4.コイ、オイデ
飼い主の元へ合図をしたらすぐに来ることができる。愛犬の安全を考えるなら、早めに覚えさせておきたいしつけの一つです。
リードをつけることで短い距離からおいでの練習をすることができ、危険な行動を事前に防ぐことができます。
5.ハナセ、チョウダイ
独占欲を強めない、異物を飲みそうな時に出してもらうときにも必要になるしつけです。おもちゃを使いながら、覚えさせていきましょう。
6.ハウス
愛犬に安全地帯を教えることも重要なしつけです。あまり長時間ケージの中に入れておくことは問題がありますが、安全地帯を知ることで、精神的に落ち着くことが可能です。
7.ブラッシング、歯磨き
大人になってからブラッシングを開始すると怖くて苦手になってしまう可能性があります。子犬のうちから慣れさせていくことで、ブラシやコームなどに不信感を持たせないようにしましょう。
子犬をむかえてすぐすることは?
愛犬を迎えたら、まずは信頼関係の構築から始めましょう。その第一歩が、飼い主や家族、自身の名前を覚えてもらうことです。
家族で複数の名を呼ぶと混乱するため、呼び方は統一するようにしましょう。
トイレについても早い段階で教えておく必要があります。トイレの環境を提供し、そこですることを覚えさせます。トレーやシーツを用意し、タイミングなども確かめましょう。
もし、生後2~3ヶ月未満であれば、トイレは無理にさせる必要はありません。
「おすわり」や「ふせ」はいつから?
愛犬が身の回りの環境に慣れたら、「おすわり」や「ふせ」、などの興奮を抑えるための命令を教えていきましょう。また体に触れられることにも慣らしていきます。ここからが、本格的なしつけのスタートです。
また、このタイミングでハウストレーニングや家庭内のルールも教えていきましょう。そして、ボディコンタクトをしながら、「はなせ」「ちょうだい」などのコマンドも教えていきます。
子犬の散歩はいつから?
外へお散歩する前に、「まて」「おいで」などの危険回避のための命令を教えておきましょう。散歩の途中で首輪が抜け落ち、道路へ走って行ってしまわないようにするためにも、これらの命令は重要になります。
また、お散歩の後は足の裏が汚れてしまいます。そのため、お散歩デビューの前から足拭きに慣らすことも忘れないようにしましょう。
愛犬が足拭きに慣れないうちは2人がかりで足拭きを行う、おやつを与えて気をそらす、などするとやりやすくなるでしょう。
子犬のしつけで注意したい4つのポイント
最後に、しつけの際の注意点として、4つのポイントを解説していきます。
- 愛情を持って進める
- しつけは1~3分で終わらせる
- 名前を読んだ直後やトイレの最中は怒らない
- 指示語は統一する
1.愛情を持って進める
しつけで大事なのは厳しさではなく、何よりも大事なのは愛情を注ぐことです。主従関係が必要だからといって恐怖を与えてはいけません。
愛情を持って愛犬に接しましょう。そして呼びかける際にはきちんとアイコンタクトを取り、しつけができたらほめてあげるなど、優しくしてあげることが重要です。
2.しつけは1~3分で終わらせる
しつけに慣れていない人が長時間のトレーニングをすべきではありません。また、1回のしつけにかける時間が長いと愛犬にとってストレスになります。短い時間でサクッと終わらせましょう。
3.名前を読んだ直後やトイレの最中は怒らない
名前やトイレは犬に覚えてほしい基本です。なので、それらの直後に怒ると名前やトイレ自体が嫌なものになってしまう可能性があり、言うことを聞かなくなるかもしれません。
4.指示語は統一する
ケージに入ることを促す時、「ハウス」「お家」「ケージ」など複数の言葉を使用すると犬は混乱してしまいます。名前と同じで、覚えてほしい言葉は統一するようにしましょう。
子犬のしつけはいつから?まとめ
子犬のしつけは生後2~3ヶ月経ってからが良いとされています。愛犬がきちんと生活を営んでいくにあたっては、しっかりしつけをしていかなければなりません。
しつけの前段階で大事なことはしっかりと家族でルールを統一することです。その後自身の愛犬に合った順番でしつけをしていきましょう。
しっかりしつけをすることで社会性を身につけさせて、周りに迷惑をかけないようにする。また愛犬を危険にさらすことのないよう、しっかりと命令を聞くようにしつけを行なっていきましょう!