自宅に新しいWi-Fiルーターの購入を検討している人で「おすすめをとりあえず聞きたい」「欲しいけど種類が多すぎて何を選べばいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
せっかく買うなら自分にぴったりのルーターを選びたいですよね。この記事では、おすすめのルーターとともに何を基準に選べば良いかも紹介しているのでぜひ最後まで読んでみてください。
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Wi-Fiルーターの選び方
Wi-Fiルーターを新しく買いたいけど、種類が多すぎて自分に合うルーターが分からないって人もいると思います。ここではWi-Fiルーターを選ぶ4つの基準を紹介します。
- 「どんな家で使うか」で選ぶ
- 「同時接続台数」で選ぶ
- 「通信速度」で選ぶ
- 「価格」で選ぶ
「どんな家で使うか」で選ぶ
ワンルームのマンションか2階建の戸建てなのか、などで選ぶべきWi-Fiルーターは変わってきます。
例えば、2階建の場合は天井や床を挟んでもWi-Fiの電波が届くようなルーターを選ぶ必要があります。自分の居住環境に合っていないと「ルーターから遠い部屋では電波が繋がらない」なんてことになりかねません。
Wi-Fiルーターを選ぶ時は、自分が使う環境を一つの指標にしましょう。
「同時接続台数」で選ぶ
2つ目は、「Wi-Fiに同時接続できる端末の台数を基準に選ぶ」です。
「一人暮らしで、Wi-Fiを使うのはスマホとPCだけ」という人もいれば「家族全員のスマホとPC、あとタブレットとゲーム機も」という人もいるので、それぞれ合うWi-Fiルーターを選ぶ必要があります。
接続台数が最大接続台数よりも少ない方が通信はスムーズですが、1〜2台しか接続しない人が、最大接続数が10台や20台のルーターをわざわざ選ぶ必要はないでしょう。
「通信速度」で選ぶ
最近ではリモートワークやオンライン授業が一気に普及し、Wi-Fiルーターを選ぶ上で通信速度は外せない要素の一つでしょう。
通信速度は○○bps(ビーピーエス)というような表記をされ、数字が大きいほど通信速度は速くなります。
またKbps(キロビーピーエス)やMbps(メガビーピーエス)のように表記しているものは、1Kbps=1,000bps、1Mbps=1,000Kbpsを表しているのでルーター選びの参考にしてください。
「価格」で選ぶ
やはりルーターを価格もルーター選びには重要ですよね。しかし安さにつられてルーターを選ぶのは絶対にやめましょう。自分が快適に利用できなければ本末転倒です。
先に紹介した3つの基準をもとに自分に合ったルーターを絞り、その中で価格の安いものを選ぶことをオススメします。
「一人暮らし」におすすめのWi-Fiルーター
ここでは一人暮らしにオススメのWi-Fiルーターを紹介します。
ソフトバンクAir
どんな家で使うか | ワンルーム |
同時接続台数 | 64台 |
通信速度 | 遅い |
価格 | 安い |
こちらはルーターをコンセントに挿せばすぐ使えるという優れものです。また面倒な工事などが必要ないのも魅力です。
しかし通信速度がイマイチなので、日頃からたくさん動画を見たりゲームをする人には向かないです。
BUFFALO WSR-1166DHPL/N
どんな家で使うか | ワンルーム |
同時接続台数 | 12台 |
通信速度 | やや速い |
価格 | 安い |
こちらは「通信が快適」とクチコミ評価が高く、他のルーターと比べ価格も安いので新社会人で一人暮らしを始める方には嬉しいですね。
また同時接続台数が12台なので一人暮らしなら、端末数は気にせずに使えるでしょう。
「子供のいる家庭」におすすめのWi-Fiルーター
お子さんのいる家庭ではやはりセキュリティ面が気になりますよね。そんな方にオススメなセキュリティー機能が充実した「Aterm WG1200HP3」です。
どんな家で使うか | 2階建も可 |
同時接続台数 | 15台 |
通信速度 | 標準 |
価格 | 標準 |
こちらは専用のアプリをダウンロードすることで、接続中の端末を表示して管理することができます。子供のアクセス状況を確認し、不審なアクセスをしないように対策することができます。
同時接続端末が15台なので人数によっては少々物足りないかもしれません。
「接続台数が多い」おすすめのWi-Fiルーター
スマホやPC、ゲームにタブレットなど多くの機器を使う人や家族みんなでWi-Fiを使う人におすすめなルーターを紹介します。
バッファロー AirStation WSR-3200AX4S-BK
どんな家で使うか | 2階建も可 |
同時接続台数 | 64台 |
通信速度 | 速い |
価格 | やや高い |
こちらは同時接続が64台まで可能です。またアンテナが4本ついているため様々な方向に電波を飛ばせるため広い家でも快適に利用できます。
TP-Link Wi-Fiルーター AX1800 Archer AX20
どんな家で使うか | 2階建も可 |
同時接続台数 | 36台 |
通信速度 | 速い |
価格 | 標準 |
接続台数は36台で1つ目に紹介したものよりも少ないですが、その分値段が安くなっています。
またターゲット・ウェイク・タイムという必要な時だけ通信機能話ONにする機能が搭載されており、電力を節約することができます。
「低価格」でおすすめのWi-Fiルーター
「Wi-Fiルーター欲しいけどできるだけ安いのがいい」という方に向けて、最低限の機能は持ちつつ、安く買える「NECプラットフォームズ EX5C クレードル PA-MR05L-EX5C」をご紹介します。
どんな家で使うか | ワンルーム |
同時接続台数 | 10台 |
通信速度 | やや遅い |
価格 | 安い |
こちらは2,000円〜3,000円というお手頃な価格で購入することのできるルーターとなっています。また大きさも比較的小さいので、置く場所を選ばなくても良いのも魅力の1つです。
性能は決して高いとは言えませんが、とりあえずWi-Fi環境を整えたいという方にはオススメです。
あると便利なおすすめ機能
最初に紹介したWi-Fi選びの4つの基準以外にあると便利な機能を紹介します。
ビームフォーミング機能
ビームフォーミング機能とは、特定の方向に集中して電波を飛ばす機能です。
通常のルーターでは電波は360°全方向に出ていますが、ビームフォーミング機能を使うことで使用中の端末に電波を集中させて、電波強度を強くし通信を安定させることができます。
メッシュWi-Fi
通常のルーターの場合、1つのアクセスポイントから電波を飛ばします。一方でメッシュWi-Fiでは複数のアクセスポイントを設置し隅々まで電波を飛ばすことができます。
広い家や2階建の家でアクセスポイントが1つだと、どうしても電波が届かなかったり不安定だったりしますよね。そんな方にはメッシュWi-Fiがオススメです。
2.4GHzと5GHzの違いって?
Wi-Fiの電波には2.4GHz(ギガヘルツ)と5GHzがあります。「5GHzの方が電波強そうだかたずっと5GHz使ってる」という方もいるのではないでしょうか。
しかし、それぞれのメリット・デメリットがあり使い分けることで快適にWi-Fiを利用できるので違いを把握しておきましょう。
2.4GHzのメリット・デメリット
2.4GHzのメリットは、障害物に強いので、壁や床などを隔てても電波を届けることができます。
一方でデメリットは、2.4GHzはWi-Fiルーター以外にも様々な製品の電波で使われているため回線が混雑し不安定になりやすいです。
5GHzのメリット・デメリット
5GHzの長所は、5GHzの電波はほとんどWi-Fiルーターだけなので電波が混雑することが少なく安定して使うことができます。
短所は2.4GHzとは反対に壁や床などの障害物に弱いことが挙げられます。
Wi-Fiルーターに繋がらない時は?
初めてWi-Fiルーターを購入した後に「Wi-Fiルーターをせっかく買ったのに繋がらない!」となった時の対処法をご紹介します。
再起動してみる
一度ルーターの電源を落として数分間待ってみてから再度電源を入れて試してみましょう。また電源コードやケーブルなどがしっかり接続されているかも確認しましょう。
パスワードを再度確認してみる
接続の際にパスワード入力を求められると思いますが、再度確認してみてください。ルーターにはSSIDや暗号キーなど似たようなものがたくさんあるので、よく注意しましょう。
おすすめのWi-Fiルーターと選び方 まとめ
最近では、あらゆることがオンライン化されてWi-Fi環境はなくてはならないものとなりました。それに伴ってWi-Fiルーターの数も価格や機能が違うものが幅広く展開されています。
「クチコミが高いから」や「一番安かったから」などよく考えずに選ぶと購入してから後悔することになります。
自分の使用環境や求めるスペックなどをよく考えた上で購入し、快適な環境でWi-Fiを使えるようにしましょう。