「プロバイダーとは、なんだろう?(引越しを考えて契約内容を見直したら、この単語が出てきた…)よく耳にする言葉だよな」
「プロバイダーを理解できれば、インターネットの世界の事に詳しくなり、メリットがありそうだな」
そんな風にモヤモヤして頭を抱えていませんか?プロバイダーについては情報が多く全体像を把握するのが大変ですよね。
この記事はプロバイダーの全体像が把握できるように紹介していきます。ぜひ、読み進めてみて下さいね。
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はじめに(この記事の全体図)
最初にこの記事の全体図を書いておきます。この記事は大きく2つの部分に分かれています。
前半部分は、プロバイダーとは何かを、基本的な事「定義、役割、サービス内容」について順を追って解説。
後半部分は、プロバイダーを使うための知識「選び方、契約時の注意点、引越しする前の行動手順」について解説。
この記事を最初から順番に読んでいけば、プロバイダーの全体像をつかめ、活用できるようになります。
プロバイダーとは端末をネットにつなぐ存在
プロバイダーを理解するために、まず回線事業者のことを説明します。回線事業者は2種類あります(固定回線とモバイル回線)。
固定回線は主に自宅やオフィスで使われる「光回線やケーブルテレビ回線」の事。モバイル回線は「外出先で使える回線」の事。
プロバイダーとは一言で言えば「接続事業者」のことを指し、上記の回線をインターネットに繋ぐ役割を担っています。
プロバイダーは「インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)」と表記されることもあります。
プロバイダーとは利用に契約が絶対に必要
インターネットを利用するには、プロバイダーと回線事業者、両者と契約することが絶対に必要です。
インターネットを利用するための契約方法には2つのタイプがあり、1つ目は「選択型」、2つ目は「一括型」となります。
「選択型」は、2つの契約が必要(プロバイダーと回線事業者)です。「一括型」は両者を一本化しているので、1つの契約ですみます。
「一括型」は便利ですが特定の回線に固定されていることが多いため、より自分に合うものを選びたいなら「選択型」を選ぶと良いでしょう。
プロバイダーとは役割が大きく2つある
プロバイダーの役割は大きく2つです。1つ目は「IPアドレスの発行」、2つ目は「メールアドレスの発行」。
「IPアドレス」とはインターネット上の住所のようなもので、これがないと回線につなげることが出来ません。
2つ目が「メールアドレスの発行」で、契約したプロバイダ独自のものが発行されます(アドレスの後半部分で確認可能)。
プロバイダーときちんと契約して発行されるメールアドレスは、フリーのものより社会的な信用が高くなります。
プロバイダーのサービス内容とは
プロバイダーのサービスは、携帯電話と固定回線とでは「選ぶ内容の自由度が大きく違う」ので注意してください。
携帯電話はプロバイダーが固定であることも多く、サービスも「インターネットにつなぐ・メールアドレスの発行」など最小限です。
固定回線はプロバイダーの選択肢が多く、サービスも様々。そのため自分にあったものを選ぶことが可能です。
選べるサービスは「ウイルス対策、ホームページ作成、IP電話、光ケーブルテレビ・電話、映像コンテンツ配布」などを選ぶことが出来ます。
現契約の確認方法とは
今までプロバイダーの事を意識していなかった人は、既にインターネットを利用しているのに確認方法が分からないかもしれません。
プロバイダーの確認方法は2つです。1つ目の方法は「契約した時の書類を見る事」。登録完了通知書、会員証などの形で送付されていることもあります。
2つ目の方法は「利用料金の引き落とし先を見る事」。利用料金の請求書やクレジットカードの明細で確認することができます。
プロバイダーの選び方
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自分にあったプロバイダーの選び方を3つのステップで解説します。先ずは下記の表を見てください。
- 回線の種類を選ぶ(安定性・速度を確認する)
- プロバイダーのサービスを確認する
- プロバイダーの料金・特典を確認する
1,回線の種類を選ぶ(安定性・速度を確認する)
プロバイダーを選ぶ前に回線の種類を選びます。安定性・速度が自分にあっているか確認してください。
「選んだ回線がプロバイダーを選べるか」にも注意してください。ケーブルテレビなどはプロバイダーを選べず固定となっていることもあります。
2,プロバイダーのサービスを確認する
プロバイダーのサービスは「ウイルス対策、ホームページ作成、IP電話、光ケーブルテレビ・電話、映像コンテンツ配布」など多数あります。
自分が利用したいサービスが、選ぶプロバイダーで利用できるか確認してください。
3,プロバイダーの料金・特典を確認する
最後に利用料金を確認してください。どのプロバイダーでどのようなサービスを受けるかで変わってきます。
特典も、ギフトカードの送付、ポイントの付与、キャッシュバック、ルーターの無料貸し出しなど違いがありますので確認してみてください。
プロバイダーを乗り換える時の注意点
プロバイダーを乗り換える場合、注意点が2つあります。1つ目は違約金発生の可能性がある事。光回線の工事代金残額などを請求される場合があります。
2つ目は、以前のプロバイダーのサービスが使えなくなる可能性が出てきます(メールアドレス、ホームページなど)。
メールアドレスについては、事前にフリーメール(Gmailやyahooメール)を取得しておけば、あわてることがありません。
引越しする前の行動手順とは
上記の事を踏まえて、あなたが引越しを考えて「現在使っているインターネットをどうしようか」と思った時の行動手順を書きます。
- 現契約の確認
- 引越し先でサービスを引き継げるか確認
- 移転手続きをする
1,現契約の確認
まずは現契約の確認をして下さい。自宅でインターネットを利用しているなら、必ず両業者(回線事業者とプロバイダー)と契約を交わしています。
次に「選択型」か「一括型」を確認してください。前者であり個々に契約している場合は、それぞれの業者に手続きする必要があります。
2,引越し先でサービスを引き継げるか確認
次は、引越しするエリアでサービスが引き継げるかを両業者(回線事業者とプロバイダー)に確認してください。
もし引越し先でサービスが利用できない場合は、解約手続きをして引越し先で利用できるサービスを探す必要が出てきます。
3,移転手続きをする
現契約の移転手続きで注意する点は「回線事業者への移転は時間がかかることがある」です。場合によっては1月以上かかります。
反対に、プロバイダーの移転は1週間もあれば完了します。インターネットを途切れず利用するためには、これらを頭に入れて手続きをすればいいでしょう。
【まとめ】プロバイダーを自分で選べばメリットは多い
インターネットを利用していても、普段、プロバイダーのことを意識していない人は多いと思われます。
携帯電話の契約、回線電話の契約、共に表面に出てくることは少なく、気にしなくても、一通りのサービスは受けられるからです。
しかし、プロバイダーに目を向け選択の幅が広いことを知り活用できれば、メリットをたくさん受けることができます(サービス内容はもちろん、料金も抑えられます)。
この記事を読んで「プロバイダーっておもしろそうだな」と感じたら、ぜひ自分にあったプロバイダーを探してみてください。