圧倒的安さの格安SIMですが、「気づいたら速度制限になってた」なんて経験ありませんか?そんな時、「パケ放題の格安SIMならストレスなく利用できるのに」と思った人も多いでしょう。
もちろん、『パケ放題(=データ使い放題)』の格安SIMはあります。しかし、パケ放題サービスにも種類があり、自分に必要なサービスを選択しないと失敗するケースがあります。
というのも、単純にアプリのデータ通信に使用したい場合と、スマホをポケットWi-Fiの代わりとして使いたい場合では、契約すべき『パケ放題』のサービスが異なるからです。
この記事では、『パケ放題の種類』と、その種類別にオススメする格安SIMの紹介をしています。この記事を参考に、自分に必要な『パケ放題』の形をしっかりと理解し、自分にあったサービスを見つけてください。
アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/illustrations/%e3%83%a2%e3%83%90%e3%82%a4%e3%83%ab-%e3%82%b9%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%83%88-%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%b3-1087845/
格安SIMの「パケ放題サービス」は大きく2種類
月のデータ使用容量を超過して「気づいたら速度制限になっていた」という経験のある人は、誰でも一度は『パケ放題(=データ使い放題)』を検討しますよね。
そんな『パケ放題』ですが、その使い放題の内容には大きく2種類あることはご存知でしょうか?
この2種類のパケ放題の違いを知っておけば、自分にベストなパケ放題サービスを選択することができます。順番に詳しく解説していきますね。
-
『データ無制限』:全てのデータ通信が使い放題。
-
『カウントフリー』:特定アプリでのデータ通信消費を0にする。
パケ放題の種類①「データ無制限」
まずは、全てのデータ通信が使い放題となる『データ無制限』です。パケ放題というと、こちらを想像する人も多いと思います。
メリットはもちろん『全てのデータ通信が無制限に使い放題』となるところです。動画、SNS、音楽、メールといった全てのデータ通信が無制限になる『最強のパケ放題』でしょう。
反対にデメリットは『料金が高くなる』ことです。とはいえ、後述する『カウントフリー』と比較した場合の話ですけどね。
『データ無制限』は、「スマホをポケットWi-Fiの代わりにしたい」「様々な用途でデータ通信量を消費する」というような人にオススメです。
パケ放題の種類②「カウントフリー」
こちらは、特定のアプリのデータ通信量が0になるというサービスで、『カウントフリー』といいます。『YouTubeをどれだけ使用しても、データ消費なし』という感じのパケ放題です。
『カウントフリー』のメリットはデータ無制限と比較して『料金が安い』ことです。
反対に、デメリットはデータ無制限とは異なり『特定のアプリしか使い放題にならない』ことでしょう。
『カウントフリー』は、「大量にデータ消費するアプリが決まっている」「少しでも安くパケ放題にしたい」という人にオススメです。
オススメのパケ放題格安SIM4選
次に『データ無制限』と『カウントフリー』でオススメの格安SIMをそれぞれ2つずつ、計4つの格安SIMを紹介します。
先ほどの説明を踏まえ、自分に必要な方だけ確認してもらえればOKです。
なお、各紹介はパケ放題サービス部分を中心に取り上げています。詳しい情報やサービスについては、公式HPのリンクを貼っておきますので公式ページで確認してください。
- ポケットWi-Fiの代わりにも使える『楽天モバイル』
- 税込385円/月でデータ使い放題の『mineo』
- 税込308円/月でYouTubeも見放題の『BIGLOBE』
- 追加料金なしで音楽サービス使い放題の『OCNモバイルONE』
データ無制限の格安SIM①『楽天モバイル』
楽天モバイルは、どれだけデータ通信を消費しても月額料金が『3,278円(税込)』のデータ無制限格安SIMです。しかも、楽天モバイルの『データ無制限』は追加料金がありません。
さらに嬉しいことに、楽天モバイルの料金はデータ消費量に応じて変化する『ワンプラン』のため、データ消費が少ない月の料金は安くなります。ありがたいですよね。
テザリング機能も追加料金なしで利用できるため、ポケットWi-Fiの代わりに使いたい人にはオススメです。ただし、1日10GB使うと制限になる点は人によっては注意が必要ですね。
楽天モバイルの料金やプラン、音声通話などの詳しい情報は「楽天モバイル公式HP」から確認してください。
データ無制限の格安SIM②『mineo』
mineoは『パケット放題Plus(税込:385円/月)』というオプションに加入すれば、データ無制限になります。基本料金を安くすれば、月額料金もかなり安くなるでしょう。
ただし、注意点が1つ。『パケット放題Plus』は最大通信速度が1.5Mbpsになります。とはいえ、低画質での動画閲覧やLINE、SNSといった普段使いであれば問題ないでしょう。
- LINEやメールの送受信(必要速度:128kbps〜1Mbps)
- テキスト中心のWebサイト閲覧(必要速度:1Mbps)
- 標準画質(SD 360p)でのYouTube閲覧(必要速度:700kbps)
無料でテザリング機能は使えますが、「ポケットWi-Fiの代わり」とするには最大通信速度の関係で少し厳しいかもしれませんね。
mineoの料金やプラン、音声通話などの詳しい情報は「mineo公式HP」から確認してください。
カウントフリーの格安SIM①『BIGLOBE』
BIGLOBEには、基本料金に308円(税込。音声通話SIMの場合)追加することで、21種類ものストリーミングサービスが使い放題になる『エンタメフリーオプション』があります。
対象アプリには『YouTube』や『AbemaTV』といった動画アプリの他、『Amazon Music』『dマガジン』といった音楽や電子書籍アプリも対象です。
対象アプリの通信速度に一部制限があるものの、対象のアプリをよく利用する人であれば、かなり使いやすい格安SIMではないでしょうか。
BIGLOBEの料金やプラン、音声通話などの詳しい情報は「BIGLOBE公式HP」から確認してください。
カウントフリーの格安SIM②『OCNモバイルONE』
OCNモバイルONEは、申し込みさえすれば『Amazon Music』や『Spotify』といった音楽サービスが使い放題になる『ミュージックカウントフリー』があります。追加料金はありません。
最近は通勤や通学、作業時間に音楽アプリを利用する人も多いでしょう。音楽アプリが追加料金なしで、データ消費0になるのは凄いですよね。
注意点は、本サービス申し込み後の『適用タイミング』です。適用は申し込みした『次の水曜日』となり、『水曜日』に申し込んだ場合には、『翌週の水曜日』に適用されます。
OCNモバイルONEの料金やプラン、音声通話などの詳しい情報は「OCNモバイルONE公式HP」から確認してください。
実質パケ放題?『手動』で速度制限に切り替える
ここまで、『パケ放題』となる格安SIMを4つ紹介しましたが、ここで『実質パケ放題』にすることができる小技を紹介します。その方法は『手動で速度制限状態に切り替える』です。
格安SIMの中には『手動』で速度制限状態に切り替えられるものがあります。そして、速度制限状態にすることで通信速度は遅くなりますが、データ通信量は消費しない状態にすることが可能なのです。
もちろん、『速度制限状態』なので用途によっては全く使い物にならないケースもありますが、『Webサイト閲覧』や『YouTubeの音声だけ利用する』といった使い方であれば十分でしょう。
- LINEやメールの送受信(必要速度:128kbps〜1Mbps)
- テキスト中心のWebサイト閲覧(必要速度:1Mbps)
- 標準画質(SD 360p)でのYouTube閲覧(必要速度:700kbps)
今使っている格安SIM(検討中の格安SIM)の『手動切替機能』の有無や、『速度制限状態』での最大通信速度を確認してみましょう。もしかすると、パケ放題は不要かもしれませんよ。
自分に合った『パケ放題サービス』を選ぼう!
『パケ放題』には、全てのデータ通信が使い放題になる『データ無制限』と、特定のアプリが使い放題になる『カウントフリー』があります。どちらが良いかは、人それぞれの用途によるでしょう。
今回、『データ無制限』『カウントフリー』のオススメ格安SIMを2つずつ紹介しました。
- ポケットWi-Fiの代わりにも使える『楽天モバイル』
- 税込385円/月でデータ使い放題の『mineo』
- 税込308円/月でYouTubeも見放題の『BIGLOBE』
- 追加料金なしで音楽サービス使い放題の『OCNモバイルONE』
とはいえ、高速通信を必要としない使い方であれば、『手動』で速度制限状態に切り替えることでパケ放題を利用せずとも『実質的にパケ放題』のように使うこともできるでしょう。
- LINEやメールの送受信(必要速度:128kbps〜1Mbps)
- テキスト中心のWebサイト閲覧(必要速度:1Mbps)
- 標準画質(SD 360p)でのYouTube閲覧(必要速度:700kbps)
パケ放題の格安SIMを利用すれば、「気づいた時には速度制限、、、」なんてことはもうありません。この記事を参考に、自分に合った格安SIMを見つけ、快適なスマホライフを過ごしましょう!