今の仕事がうまくいかないのはなぜなのか、一人で考えていてもなかなか答えが見つかりませんよね。
仕事内容も人間関係もうまくいかずにストレスフルな毎日を過ごしていると職場に行くのが億劫になり、辞めて楽になりたいと思うのは自然なことです。
このままでは良くないと分かっていても、収入面や人へ迷惑をかけることを思うと仕事を辞める勇気を持てませんよね。
そこで当記事では仕事がうまくいかない理由や対処法、仕事を辞めるメリット・デメリットについてまとめましたので、現状を打破したい方はぜひ最後まで読んでみてください。
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/男-うつ病-座って-床に-2734073/)
仕事がうまくいかない5つの理由
仕事がうまくいかない理由は5つあります。原因を知ることで問題が解決する可能性があるので、ご自身に当てはまるものがあるかチェックしましょう。
- 自分に向いていない仕事をしている
- 経験が不足している
- 仕事の優先順位をつけることができない
- 人間関係をうまく築くことができない
- ストレスが原因でうつ症状がでている
自分に向いていない仕事をしている
仕事があなたの適正に合っていなかったり、やり甲斐を感じられない仕事をしている場合は仕事がうまくいきません。
例えば、1つの業務に専念すれば力を発揮できる職人的な人が、マルチタスクをこなさなければならないような仕事をしていればストレスを感じることでしょう。
人と話すのが不得意な人が営業職に就いたとしても、先方と良好な人間関係を築けずに、仕事がうまくいかないと思ってしまってもおかしくはないですよね。
そもそも自分に向いていない仕事をしていれば、仕事がうまくいかないと感じてしまいます。
経験が不足している
仕事がうまくいかない理由として可能性が最も高いのが経験不足です。
誰でも初めてやる仕事を最初からうまくできるわけではありません。徐々に仕事に慣れ、経験を積むことで仕事ができるようになっていくのが普通です。
職場に完璧なマニュアルがあったり、優秀な教育係がついていたりしない限りは仕事ができなくて当然なのです。
新卒の方、異動して間もない方、転職したばかりの方は経験不足が悩みの原因になっている可能性が高いです。あなたにも当てはまらないでしょうか?
仕事の優先順位をつけることができない
仕事をする上で、どの仕事を優先的に取り組んでいくべきか判断する力がないと仕事はうまくいきません。
緊急性のある仕事、大切な取引先との仕事、上司から直接命じられた仕事は優先的に行わなければならないことが多いですよね。
目の前の仕事に追われて優先度の高い仕事に取りかからずにいると仕事がうまくいかない原因になります。
人間関係をうまく築くことができない
人間であれば、合う人と合わない人がいて当然です。一緒に仕事をしている人が自分と合わない人であれば、仕事がうまくいかないと感じてしまう可能性があります。
会社は相性の良い人をかき集めてできた集団ではなく、利益を生み出すために集められているので、中には一緒に気持ちよく仕事ができない人もいるでしょう。
人間関係にストレスを感じ、仕事に影響が出たことで「仕事がうまくいかない」と感じてしまうケースは多いのです。あなたの職場の人間関係で何か思い当たるところはありませんか?
ストレスが原因でうつ症状がでている
仕事のストレスによるうつ症状が原因で仕事がうまくいかないと感じている可能性があります。
うつ状態になると自律神経症状が生じ、意欲が低下して悲しさや辛さが症状として表れ、作業効率が悪くなったり、考えることができなくなってしまいます。
うつ症状が原因で「仕事がうまくいかない」と感じている場合は、病気がそうさせているため、病院で治療をする必要があります。
仕事がうまくいかない人に共通する3つの特徴とは
仕事がうまくいかない人に共通する特徴が3つあります。当てはまるところがないかどうか、自分と照らし合わせてみてください。
- 下積みの仕事をやりたがらない
- 理想が高く同僚と比較してしまう
- 上司とのコミュニケーションが苦手
下積みの仕事をやりたがらない
会社に就職して仕事に就いた後、新人に任される仕事は地味な作業であったり、不本意な仕事であることが多いですよね。
仕事がうまくいかない人は、このような下積みの仕事をやりたがらない特徴があります。
下積みの仕事は、仕事の全体像や本質をつかむために必要なものなので、前向きに下積みの仕事ができない人はうまく仕事ができないのは当然のことです。
理想が高く同僚と比較してしまう
完璧主義的な人で仕事に対する理想が高い人は「仕事がうまくいかない」と感じてしまいます。
過度に理想を高く掲げて仕事のハードルを上げてしまうことで、仕事のスピードが遅くなります。仕事に時間をかけても、必ず良い結果が出るとは限りません。
また、理想が高い人はプライドが高く、成果を出している同僚と比較をして焦燥感や挫折感を感じることもあるでしょう。
上司とのコミュニケーションが苦手
自分で理解した気になって仕事を進めた結果、上司が求めていたことを違うことをしてしまった経験はありませんか。
仕事は基本的に上司からの指示を受けて行うものですが、上司とのコミュニケーションが苦手な方は、指示を理解していなくても質問をしない傾向があります。
曖昧な理解で仕事に取り掛かればミスをし、仕事がうまくいかない原因になります。
【厳禁!】仕事がうまくいかない時にやってはいけない2つのこと
仕事がうまくいかない時にやってはいけないことが2つあります。うまくいかないと早まった行動に出てしまうことがあるので気をつけてくださいね!
- 開き直る
- 人のせいにする
開き直る
仕事でミスをすることは誰でもありますが、ミスしたことに対して「もう駄目だ。どうせ自分にはできない。」と開き直るのは良いこととは言えません。
何が原因で仕事がうまくいかないのかを考え、改善策を練る姿勢を周りに見せることで同僚や上司は応援し、助けになってくれるかもしれません。
開き直ると仕事を投げ出したと捉えられる可能性があるので、仕事がうまくいかないことに対して開き直るのはやめましょう。
人のせいにする
仕事がうまくいかない原因が全て自分にあるとは限りませんが、人のせいにしても仕事の問題は解決しません。
また、仕事がうまくいかない理由を人のせいにすることで、言い訳をしているようにも聞こえます。仕事は仕事ですので、自分と向き合って解決していきましょう。
仕事がうまくいかない時の対処法は3つ
仕事がうまくいかない時にとるべき対処法は主に3つあります。自分に合った対処法を見つけて現状を改善させていきましょう!
- うまくいかない原因を書き出してみる
- 生活習慣を整える
- 積極的に同僚や上司とコミュニケーションをとる
うまくいかない原因を書き出してみる
うまくいかない原因や今感じている気持ちを紙に書き出してみることで、客観的に現状を把握することができ、考えを整理することができます。以下の3点を紙に書いてみましょう!
- 仕事がうまくいかないと思ったときの状況や場面
- そのときの感情
- そのときにとった行動
問題を書き出すことで頭の中が整理されて、何をするべきかが分かってきます。紙とペンがあれば気軽にできるので、試してみてくださいね!
生活習慣を整える
仕事がうまくいっていないときには生活習慣を見直してみましょう。仕事のストレスから睡眠不足になっていたり、健康的な食事がとれていなかったりしていないでしょうか。
プライベートな時間は仕事に影響を与えるので、生活習慣が整っていないことが仕事がうまくいかない原因とも考えられます。
健康的な生活をするために睡眠時間を7時間以上、食事を毎日3食、週に2回は運動をするなどを意識的に行うようにしましょう。
積極的に同僚や上司とコミュニケーションをとる
会社の同僚や上司に毎朝挨拶をしたり、感謝を伝えたり、悩みがあれば積極的に相談をしましょう。
挨拶や感謝を伝えることで、コミュニケーションが生まれ、お互いに過ごしやすい職場を作ることができますし、相談することで解決する問題もあります。
コミュニケーションをすることで一人で抱え込まずにすみ、心が楽になることもありますよ。まずは恥ずかしがらずに挨拶からやってみましょう!
仕事を辞めるメリットとは?
今の職場環境をよくするために対処法を試してみたけれど上手くいかなかった場合、仕事を辞めて転職したり独立する方法もありますよね。ここでは仕事を辞めるメリットについてまとめました。
- 現在の仕事のストレスから解放される
- 心と体を休ませることができる
- 視野を広げることができる
現在の仕事のストレスから解放される
仕事がうまくいっていない人が現在の仕事を辞めるとストレスから解放されて楽になるはずです。
仕事で感じていたプレッシャーや責任がなくなり、上司や先輩に仕事のことで怒られることはありません。
毎日の通勤で大きなストレスを感じ、心が壊れそうな状態の人はストレスから抜け出す手段として仕事を辞めることを選択肢の1つとして考えてみてもいいでしょう。
心と体を休ませることができる
仕事を辞めることで時間にゆとりができ、心と体を休ませることができます。
仕事がうまくいかずに長時間労働や残業をしていた人は、仕事を辞めることで肉体的な苦痛や精神的苦痛から解放されて楽になります。
心身ともに健康でないと長く働くことはできませんので、体が壊れるまで働き続ける必要はありません。心と体を休ませるために仕事を辞めることはむしろいいことなのです。
視野を広げることができる
1つの会社で働き続けるよりも、転職を通して複数の企業で働いたことのある人の方が経験値が高く、仕事に対する視野が広くて会社から重宝されます。
就職してから同じ会社でずっと働き続けると、その会社のやり方や価値観しか知ることはできず、転職をしている人と比べると自分の可能性を広げることができません。
仕事を辞めることは視野を広げるチャンスと前向きに捉えることもできますよね。
仕事を辞めるデメリットとは?
仕事を辞めることにはデメリットもあります。特に経済的な問題については辞める前にきちんと考えておく必要があるでしょう。
- 収入がなくなる
- 社会保険料や住民税・生活費で貯金が減る
- 社会的な信用を失う
収入がなくなる
当たり前なことかもしれませんが、仕事を辞めればこれまで得られていた収入がなくなってしまいます。経済的な面が一番のデメリットになることは間違いありません。
自己都合で仕事を辞めた場合は3ヶ月間の待機期間を経た後に失業保険を受給することができます。しかし、失業保険がもらえるのは3〜4ヶ月程度なので当てにはできません。
経済的な問題をクリアするために、在職中に転職活動をしたり、副業に挑戦したりするなどの準備をしておくと安心して仕事を辞めることができます。
社会保険料や住民税・生活費で貯金が減る
仕事を辞めて無職になり、収入源がなくなったとしても社会保険料や住民税は払わなければならないですし、生活費もかかってしまいます。
これまで会社の給料から天引きされていた健康保険、年金、住民税の3つを自分で支払わなければならないため、辞めた直後は金銭的な負担をストレスに感じるでしょう。
家族の誰かが会社勤めをしていて、被扶養者になることができれば健康保険料の支払いをしなくてもよくなりますが、そうでない場合は健康保険料の支払いを覚悟する必要があります。
社会的な信用を失う
仕事を辞めてすぐに転職ができれば問題はありませんが、「無職」という状態は社会的な信用を失います。サラリーマンのように固定収入のある人の社会的な信用は大きいのです。
具体的なデメリットとしては、賃貸マンションを契約できなかったり、クレジットカードの審査が通らなかったりします。
仕事をせずに家にいると近所の目も気になるものです。大人が働いていないというだけで不審者のように扱われることもあるので、辛い思いをするかもしれません。
仕事を辞める前にクレジットカードを作っておいたり、引っ越しをしておくなどの準備をすることをおすすめします。
よく考えて自分に合った選択をしよう!
仕事がうまくいかない原因は自分に仕事が向いていなかったり、人間関係をうまく築けていなかったり、ストレスが理由で意欲が低下している可能性が考えられます。
現在の職場で上司や同僚とコミュニケーションをとり、生活習慣を見直すことで仕事のパフォーマンスの改善が期待できますが、仕事のストレスが大きい場合は辞めるのも選択肢の1つに入れていいかもしれません。
仕事を辞めることで経済的なデメリットはありますが、心と体を壊してまで仕事をする必要はありませんし、転職できれば視野が広がるというメリットがあります。
仕事がうまくいかない理由を把握して、自分に合った選択をしましょう!今の状況が少しでも改善されることを願っています。