トランクルーム投資について「どういった内容なのか知りたい」「長期的に収入を得たい」などと、お考えではないですか?
将来のことを考えると、長期的に収入があった方が安心できますが、トランクルーム投資の内容が分からないと不安ですよね。
この記事では、トランクルーム投資について、運営方法や成功するポイントなど紹介しています。
この記事を読めば、トランクルーム投資の運営方法や成功するポイント、メリットやデメリットも分かるようになります。ぜひ最後まで読んでいただき、利用を検討してみてくださいね!
出典:https://www.pexels.com/photo/outdoor-storage-house-under-blue-sky-5043875/
トランクルーム投資とは?注目されている5つのポイントを紹介
トランクルーム投資とは、空いている土地や建物を、トランクルームとして貸し出すビジネスのことです。
下記に、トランクルーム投資について、注目されている5つのポイントを紹介します。
- 副業に向いている
- 初心者でも始められる
- 借りるだけで運営できる
- 修繕費がほとんどかからない
- 人件費がかからない
上記のように、業者と相談しながら初心者でも始められます。また、初期投資はかかりますが、高利回りが期待できるので注目が集まっていますよ。
ちなみに、不動産投資と違い、不動産を購入しなくても運営できるので人気があります。
次の章では、トランクルーム投資の種類について、2つ紹介していますので読み進めてみてくださいね!
トランクルーム投資の種類を2つ紹介
この章では、トランクルーム投資の種類について、下の表で2種類を紹介していますので見ていきましょう。
屋内型 | 屋外型 | |
対象の利用者 | 個人 | 個人事業主 |
対象の不動産 | 建物 | 土地 |
賃貸借契約の種類 | 普通賃貸借契約 | 一時使用契約 |
利回り | 約20%~42% | 約25%~50% |
修繕費 | ほぼなし | 塗装費用がかかる |
行政への申請 | 床面積200㎡以上なら申請あり | 建築確認を申請 |
セキュリティ | 入退出管理システム | ほぼなし |
不法投棄 | ほぼなし | 敷地内に捨てられる |
貸主からの立ち退き請求 | 応じなくてよい | 応じなければいけない |
立ち退き料の請求 | 請求できる | 請求できない |
ちなみに、他の不動産投資と違い、比較的狭いスペースでも始めることが出来るので、トランクルーム投資はおすすめです。
下記で、屋内型と屋外型について、詳しく解説していますので見ていきましょう。
屋内型
主に店舗や倉庫、ビルなどを再活用して、トランクルームを設置することができます。
下記で、屋内型について、もっと詳しく解説していますので見ていきましょう!
- 床面積によっては用途変更が必要
- トランクルームを利用される人
- 屋内型の利回り
床面積によっては用途変更が必要
床面積が200㎡以上になると、用途変更の手続きが必要になります。ちなみに、申請方法については設計事務所に相談したほうがいいですよ。
床面積が200㎡以上 | 床面積が200㎡未満 | |
用途変更の手続き | 〇 | × |
2階以上の建物にトランクルームを設置する場合は、エレベーターが必須になります。
初めてでトランクルーム投資を考えている人は、まずは専門の業者やトランクルームの管理会社に相談しましょう。
トランクルームを利用される人
屋内型を利用される人は、一般家庭の人が多いです。また、トランクルームのセキュリティ強化とデザインを工夫することで、ニーズが高まります。
屋内型の利回り
屋内型の利回りについて、下記の表でまとめていますので見ていきますよ。
店舗・倉庫を持っている人 | 店舗・倉庫を持っていない人 | |
利回り | 約42% | 約20% |
上記のように、店舗や倉庫を持っていると、利回りが大きいですよね。ちなみに、持っていない人でも約20%の利回りがあるのでおすすめです。
屋外型
屋外型は、海上コンテナや既製品の物置を活用して、倉庫に改造したものをトランクルームとして運営します。
下記で、屋外型について、もっと詳しく解説していますので見ていきますよ!
- 建築確認の申請が必要
- トランクルームを利用される人
- 屋外型の利回り
建築確認の申請が必要
都市計画内の土地では、建築確認の申請が必要です。ちなみに、トランクルームとして使うコンテナは建物扱いになっています。
用途地域によっては立地できない場合がありますので、下記で確認しておきましょう。
- 市街化調整区域
- 第1・2種低層住居専用地域
- 第1種中高層住居地域
トランクルームを利用される人
屋外型を利用される人は個人事業主が多いです。主に、建材や道具などの保管に利用されていますね。
屋外型の利回り
屋外型の利回りについて、下記の表でまとめていますので見ていきましょう。
土地を持っている人 | 土地を持っていない人 | |
利回り | 約50% | 約25% |
屋外型の方が、トランクルーム投資の利回りが良いので、土地を持っている人は有効活用してみるのも良いですね。
ちなみに、土地を持っていなくても利回りが約25%もあるのでおすすめです。
次の章では、トランクルーム投資のメリットについて、5つ紹介していますので読み進めてみてくださいね!
トランクルーム投資を利用する5つのメリット
この章では、トランクルーム投資のメリットについて、5つ紹介していますので見ていきましょう。
- 高利回りが期待できる
- 低コストで運営できる
- 老朽化が賃料に影響しにくい
- トラブルも少ない
- 長期的に安定した収入になる
高利回りが期待できる
稼働率が高くなるほど高利回りが期待できます。最初のうちは、稼働率が低く大きく儲けることは難しいですが、長期的にみれば利用者が定着してくるので、高利回りになっていきますよ。
低コストで運営できる
一番の魅力は、手持ちの資金で開業することができるところですね。
また、アパートやマンションなどの賃貸物件より、低コストで運営できます。
老朽化が賃料に影響しにくい
トランクルームなら住居用ではないので、老朽化が賃料に影響しにくいですし、客離れも起きにくいですよ。
アパートやマンションなどの建物では、老朽化が賃料に影響しやすいので、賃料を下げたり修繕費がかかったりします。また、客離れに繋がるリスクも出てきますね。
トラブルも少ない
トランクルーム投資では、住居用ではないのでトラブルは少ないですよ。一方で、賃貸物件では、入居者同士のトラブルが起こるリスクがありますね。
長期的に安定した収入になる
トランクルーム投資を続けることで、長期的に利用してくれる人が増えていきます。将来的には、安定した収入に繋がりますのでおすすめですよ。
次の章では、トランクルーム投資のデメリットについて、3つ紹介していますので読み進めてくださいね!
トランクルーム投資を利用する3つのデメリット
この章では、トランクルーム投資のデメリットについて、3つ紹介していますので見ていきましょう。
- 儲けが少ない
- 満室になるまで時間がかかる
- 地域によって競争率が高い
儲けが少ない
アパートやマンションに比べると、トランクルームの利用料金は安いので儲けが少ないです。
満室になるまで時間がかかる
実際に運営を開始して、約3年で稼働率が75%を超える程度になります。トランクルームがまだ世間であまり知られていないので、満室になるまで時間がかかりますね。
地域によって競争率が高い
現在では、トランクルーム投資を始める人が増えてきていますので、地域によっては価格競争になることがあります。
また、需要がある立地に設置できたとしても、その後に設置されたトランクルームの方に、ニーズがあったら利用者が流れてしまいますね。
次の章では、トランクルーム投資の運営方法について、3つ紹介していますので読み進めてくださいね!
トランクルーム投資の3つの運営方法
この章では、トランクルーム投資の運営方法について、下記に3つ紹介していますので見ていきましょう。
- 自主運営
- 借り上げ運営
- フランチャイズ
自主運営
自主運営は、すべて自分で運営していますので、初めての人にはおすすめしません。
下記で、自主運営でする業務を、簡単にまとめていますので見ていきましょう。
- 運営全般
- 営業(集客など)
- 設計
- 店舗の仕入れ
- クレーム対応
- 集金業務
上記の項目だけでも管理するのは大変です。最初のうちは、下記で紹介している借り上げ運営をおすすめします。
借り上げ運営
借り上げ運営とは、設備は自分で投資してから、あとはトランクルーム業者に借り上げてもらうやり方です。
運営は業者がするので、初心者の人でも安心して運営できるところがポイントですね。
一度契約した借り上げ賃料が、一生保障されるわけではないので気を付けましょう。
フランチャイズ
フランチャイズ加盟店として開業ができます。フランチャイズ本部からノウハウやシステム関連の情報が提供されますので、初心者でも始めることが可能です。
ちなみに、運営については自分でするか、フランチャイズ本部が代行するか選べます。
フランチャイズ本部に代行するときは、次の章で紹介していますが、フランチャイズの単価の話は必ずしておきましょう。
自分で所有している物件ならすぐに開業できますが、その周辺にトランクルームを利用するニーズがあるのか、しっかり調査する必要がありますよ。
次の章では、トランクルーム貸出し賃料設定について、紹介していますのでご覧くださいね!
トランクルームの貸出し賃料を設定する3つのポイント
この章では、トランクルームの貸出し賃料設定について、下記で紹介していますので見ていきましょう。
- 競合店の稼働率と賃料
- 賃貸物件の家賃
- フランチャイズの単価
競合店の稼働率と賃料
下記で、競合店の稼働率と賃料について、調べる必要がありますので見ていきましょう。
競合店の稼働率
競合店の稼働率が低い場合、利用者のニーズに合っていない可能性があります。一方、稼働率が高い場合には、利用者のニーズに合っていることが分かりますね。
競合店の貸料
競合店の貸料については、稼働率が高いところを見て決めていきましょう。
競合店より貸料を安くすれば、契約に結び付く可能性はありますが、売り上げが下がります。
賃貸物件の家賃
競合店の他にも、周辺の賃貸物件の家賃も重要なので見ておきましょう。
賃貸物件の家賃が安いと、トランクルームを利用するほうが高いと判断されることもあります。
フランチャイズの単価
フランチャイズを利用するとして、競合店と単価の差がある場合は、どうして違うのか聞いておきましょう。
下記で、確認するポイントを紹介していますので見ていきましょう。
- 1帖あたりの平均単価
- 競合店の稼働率と平均単価
- 満室時の売り上げ家賃比率が約45%
上記の3つを業者と確認してみて、自分が納得できる内容であれば契約していきましょう。
ちなみに、平均単価の話は、トランクルーム投資を成功させる重要なポイントにもなりますよ!
次の章では、トランクルーム投資を成功させるポイントについて、3つ紹介していますのでご覧ください!
トランクルーム投資を成功させる3つのポイント
この章では、トランクルーム投資を成功させる3つのポイントについて、下記で紹介していますので見ていきましょう。
- 立地
- レイアウトやサイズ
- 集客力
立地
トランクルームの利用者は、一般的に「家庭で収納できないもの」を保管したいというニーズがありますので、立地がとても重要になります。また、共同住宅が多い場所だからといって、成功するほど簡単ではありません。
まずは、周辺エリアの収納スペースが少ないマンションについて、調べてみましょう。
他社のトランクルームの数も選定ポイントになりますので、確認してくださいね。
ちなみに、トランクルームが多くなると、空室リスクも高まってしまいますので、周辺の調査は必ずしましょう。
レイアウトやサイズ
トランクルームの利用者は個人が多いので、サイズを合わせることが重要です。
レイアウトについても、トランクルームを大きくすれば売り上げも上がりますが、ニーズに合わないと利用してもらえません。ですので、レイアウトもニーズに合わせていきましょう。
集客力
トランクルーム投資で収益を上げるには、集客に力を入れる必要があります。ちなみに、効率よく集客するには、ニーズをつかむことが大事になってきますよ。
自分で運営する場合は、ハードルは高く、自社ブランドのWebサイトで、集客力をつけるなどしない限り上手くはいきません。
業者に委託する場合も、どこの業者でもいいわけではないので、事前に調査しておきましょう。
下記に集客するポイントについて、3つ紹介していますので見ていきますね。
- Web広告
- 営業
- 看板
自分で運営する場合、Web広告を出して宣伝したり、営業もしたりして認知度を上げることが必要です。また、口コミでニーズを意識したサービスの提供も重要なポイントですね。
看板設置は、見てすぐに分かる店舗情報が宣伝できるので、ニーズのある場所に設置できれば集客効果も大きくなりますよ。
また、初期費用や工事期間はかかりますが、一度作れば壊れるまで宣伝効果が期待できます。ちなみに、その後のランニングコストはかからないので、必ず作っておきましょう!
業者に委託する場合、業者に一括して委託するので、広告や営業はしなくて良くなります。
業者に委託するときは、広告や営業、マーケティングがしっかりできている業者を選ぶことです。
次の章では、トランクルームを利用している人について、ニーズを紹介していますので読み進めてみてくださいね!
トランクルームを利用している人のニーズを紹介
この章では、トランクルームを利用している人について、ニーズを紹介していますので見ていきましょう。
- 自分の専用スペースが欲しい
- 収納場所を増やしたい
- 引越しや転勤などで荷物を一時的に預けたい
- 法人で建材や書類を保管したい
上記のように、個人や法人も収納スペースが必要で、利用されていることが分かりますね。
トランクルーム投資を始めるときに、どんな人が利用しているのか分かっていなければ、うまくはいきません。
また、地域性や利用者のニーズをつかむことが、トランクルーム投資には重要な部分になります。
次の章では、トランクルーム投資について、よくある質問を紹介していますので読み進めてくださいね!
トランクルーム投資のよくある質問
この章では、トランクルーム投資について、よくある質問をまとめていますので見ていきましょう。
- 駐車場の空いている部分だけを使うことは可能ですか?
- ビルの2階以上の場所をトランクルームにできますか?
- 収入は不動産所得と事業所得のどちらになりますか?
- 集客はどうしているのですか?
駐車場の空いている部分だけを使うことは可能ですか?
可能です。駐車場の空いているスペースに併設ができますので、一度ご相談ください。
ビルの2階以上の場所をトランクルームにできますか?
可能です。2階以上の場合には、エレベーターと駐車場が必要になります。
収入は不動産所得と事業所得のどちらになりますか?
荷物を預かることに対して収益を得る場合は、事業所得になります。
また、スペースを貸出していることに対して収益を得る場合は、不動産所得になります。詳細は、税理士または税務署で確認されてくださいね。
集客はどうしているのですか?
WEB集客が中心となりますね。主にトランクルーム集客サイトや自社サイトを活用して、SNS活用やポスティング、内覧会の実施なども行います。
【まとめ】今注目されているトランクルーム投資を始めよう!
今日の記事では、【失敗しない】トランクルーム投資で、成功する3つのポイントについて紹介しました。
本記事で、トランクルーム投資の運営方法と、成功させるポイントが大体分かったところで、ここでもう一度おさらいをしましょう!
- 立地は収納スペースが少ないマンションがある地域を探すこと
- レイアウトやサイズはニーズに合わせることが重要
- 効率よく集客するにはニーズをつかむことが大事
初心者の人でも、長期的に安定した収入が期待できるので、始める人が少しずつ増えてきています。
今の内から始めておけば、長期的に利用される人を十分に確保できますので、早めの利用を検討してみてくださいね!