アクアリウムは、水槽の中に「おしゃれな自分だけの世界」を作り出すことが出来ます。自分が思い描いている背景や景色を小さな水槽の中に思いっきり表現するのはとても楽しく、癒されますよね。
あなたは「アクアリウムを自分で作ってみたい」と思ったことはありませんか?そう考えた時に、”なにから始めたら良いのか“、”作るのに必要な物は?“などと分からないことが多くて悩んでしまいますよね。
お店で購入したほうが綺麗なのかもしれないけど、「自分で作ってみたい!」と思うこともあるのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、アクアリウムの基礎知識や初心者の方でも作れるおしゃれなアクアリウムの作り方、アクアリウムを作るのに必要なものなどについてお伝えしていきます。ぜひ、最後までご覧ください!
(アイキャッチ出典:https://unsplash.com/photos/_jhySgSrBZY)
アクアリウムの種類について
まず初めに、アクアリウムには2種類あるということを知っていましたか?
あなたがもしアクアリウムを作るのであれば、海水魚と淡水魚、どちらのアクアリウムを選びますか?
- 海水魚アクアリウム
- 淡水魚アクアリウム
海水魚のアクアリウムのほうが少し難しいのかな?という印象でしたので初心者の方には、”淡水魚”のアクアリウムをおすすめします!
では、次から一つずつ見ていきます!どちらも綺麗に作れると思いますよ!
淡水魚アクアリウム
先程、海水業のアクアリウムについて見てきました。次は、”淡水魚アクアリウム“についてご紹介します!
淡水魚アクアリウムは主に、川に生息している魚や水草を使うので、海水魚よりも比較的に作りやすく育てやすいかもしれません。ここでは、5匹の淡水魚を見ていきます!
- アクアリウム
- ネイチャーアクアリウム(水草水槽)
- 日本淡水魚水槽
- 淡水熱帯魚水槽
- 金魚・メダカ水槽
アクアテラリウム(★3)
“アクアテラリウム“は、陸の上の植物や川辺で生息している魚などと一緒に水槽の中に入れるアクアリウムです。
アクアテラリウムは、水槽に入れることにより自然をそのまま、取り込んだような表現をすることが出来ます。
“アクアテラリウム”は、水槽内のレイアウトにセンスが必要になりますが、飼育自体はとても簡単です。
ネイチャーアクアリウム(水草水槽) (★3)
これは、水草をメインに水槽の中にレイアウトし、熱帯魚を少し泳がせた水槽のことを”ネイチャーアクアリウム“と言います。
複数の水草を入れ、レイアウトする場合は技術や知識が必要になるので初心者の方は難しいかもしれません。ですが、2~3種類であれば簡単に飼育することが出来ます。
- アナカリス
- カボンバ
- アマゾンソード
日本淡水魚水槽 (★3)
“日本淡水魚水槽“は、日本の川に住んでいる魚の水槽です。この種類の代表的なものとして、「カワツム」「イワナ」「イワツム」の3種が挙げられます。
ろ過装置や渓流で育った魚の場合にはクーラーも必要になってきます。
日本淡水魚は、日本の綺麗な川で育っていることから、水質を綺麗に保つ必要があり水温調節も難しいことが特徴です。そのため、次に紹介する淡水熱帯魚よりも飼育は少し難しくなります。
- カワツム
- ドジョウ
- フナ
- ハヤ
淡水熱帯魚水槽 (★2)
“淡水熱帯魚“は、アマゾンを初め熱帯地域の川に住んでいる熱帯魚の水槽です。
代表的なものとして「グッピー」「アロワナ」「コリドリス」「ネオンテトラ」があります。
育てる際に、ろ過装置や水温を25℃前後に保つためのヒーターが必要となりますが、初心者でも扱いやすいアクアリウムとなっています。
- ネオンテトラ
- エンジェルフィッシュ
この他にも、”初心者の方でも繁殖させやすい淡水熱帯魚“もあるのでご紹介します。
- グッピー
- プラティ
金魚・メダカ水槽
“金魚やメダカ水槽“は、初心者の方が一番始めやすい淡水魚水槽となっています。
金魚やメダカを小さい頃に育てたという方もいるのではないでしょうか?
近年では、アートアクアリウムなどといったイベントも開催されているため、認知されてきましたが、金魚やメダカも立派なアクアリウムになります。
この水槽の特徴として、ヒーターやクーラーといった温度管理をする装置は必要ないため簡単に飼育が出来ます。また、水草や浮草を好きなようにレイアウトし、世界に一つしかないアクアリウムを楽しむことが出来ます。
海水魚アクアリウム
海水魚アクアリウムは、名前の通り、「海」に生息している魚を使ったアクアリウムとなっています。
海の生き物ということもあり、多少の塩分調節をしなければいけないので、少し難しいですが海にはカラフルで特に人気な魚も多くいます。
ですので、少し大変でも”海水魚アクアリウム“は人気が高くなっています。次からは海水アクアリウムの代表的な生物を3匹ほど見ていきます!
- サンゴ水槽
- 海水魚水槽(熱帯魚など)
- クラゲ水槽
サンゴ水槽 (★5)
この”サンゴ水槽“がアクアリウムの中で一番難しいと言われています。水質調整が必要になり、また複雑なので専門的な知識が必要になります。
サンゴ水槽に関しては、他の海水魚水槽を経験してからの方がいいかもしれませんね!難しい分、サンゴ水槽が一番綺麗だと私は思います!
海水魚水槽(熱帯魚など) (★3.5~4)
みなさんが知っている映画「ファインディング・ニモ」に登場したことで有名になった、カクレクマノミなどと言った”熱帯魚の水槽“がとても人気です。
水温・塩分の調節が必要になるので、少しだけ難易度は上がりますが先程のサンゴ水槽よりも、難易度としては低くなります。
- スズメダイ科(リスズメダイ、デバスズメダイなど・・・)
- ナミクマノミ
この2つが比較的初心者の人でも扱いやすい魚となっているのでおすすめです。
クラゲ水槽 (★3)
海水魚のアクアリウムで、熱帯魚などの次に人気があるのは”クラゲ水槽“です。
水族館や海などでユラユラと動いていて、何か神秘的なものを感じますよね。
基本、クラゲの寿命は半年程度となっています。そのため、給餌をしても長く飼うことは出来ません。ですので、クラゲ水槽を続ける場合には、新たな生態を追加しながら維持していかなければなりません。
塩分調整などのメンテナンスもあり、大変ではありますが今回の海水魚アクアリウムの中でも初心者が始めやすいアクアリウムとなっています。
水槽でアクアリウムを作るのに必要な物
ここでは、アクアリウムを作る際に必要最低限、揃えておきたいものをお伝えしていきます。
全てで5つありますので、もしまだ手元にないものがあれば購入することをおすすめします!
魚の種類によっては必要ないものもありますが、購入しておけばこれから他の魚でアクアリウムを作りたい!となった場合に慌てて揃えることもありません。
- 水槽
- ろ過器
- ヒーター(サーモスタットでも可)
- 照明
- 塩素中和液
水槽
水槽は、幅が10cmから2m程あるものまで、様々なサイズの物があります。購入するのであれば、「水槽を設置する場所」や「飼育する魚の種類」などによって選ぶのか良いです。
材質は、ガラスとアクリルがありそれぞれ特徴があります。まずはメリットから見ていきます。
- ガラス製:傷がつきにくい・変形しにくい・小型水槽は安価
- アクリル製:衝撃に強い・軽い・オーバーフローなど加工しやすい・大型水槽は安価
次にガラス製とアクリル製のデメリットを見ていきます。メリットと合わせてご覧ください!
- ガラス製:衝撃に弱い・重い・加工がしにくい・大型水槽は高い
- アクリス製:表面が柔らかいので、石や魚の歯で傷が出来る・変形しやすい
ろ過器
ろ過器は、魚の食べ残しや魚のフン、水草の破片など時間の経過とともに蓄積していく汚れを取り除いて綺麗にしてくれたり、安定した水質を保ってくれます。
ですが、そのろ過器にも2つ種類がありそれぞれ別の働きがあるのでご紹介します。
- 物理ろ過器・・・主に見えている汚れ、ゴミをウールマットなどで取り、水を浄化する。
- 生物ろ過器・・・水の中にいる有害なアンモニアや目に見えないアンモニアの働きにより、毒性の強い亜硝酸から土器製が弱い硝酸塩に変化させる。
物理ろ過は、「水を綺麗にしてくれる」、逆に生物ろ過は、「水槽のスムーズな立ち上げ」に向いているといえます。
おしゃれなアクアリウムの水槽の大きさは?
先程、”水槽には様々なサイズがある“とお話させていただきました。
ホームセンターなどで販売されている水槽のサイズは、小さいものだと17cm、大きいものだと150cmや200cmといったとても大きなサイズまであります。
初めてアクアリウムを作る方には、30~60cm程度が一番使いやすいです。むしろ60cm以上のサイズになってしまうと、色々な種類の魚や水草の飼育しても失敗してしまう可能性があるので注意が必要です。
30cmの水槽の特徴
30cmの水槽の特徴は、コリドリスやネオンテトラナトといった小型の熱帯魚を6匹程度飼育することが出来ます。
実際に、入れてみると「もっと入るよ?」と思われるかもしれませんが、水槽いっぱいまで魚を入れてしまうと、魚自体にストレスを与え、病気になってしまうことがあります。
また、水質が悪くなってしまうので、6匹程度が良いと言われています。
45cmの水槽の特徴
45cmの水槽の特徴は、30cm水槽より底面積があるので、水草を植えやすくライトやヒーター、フィルターを揃えやすいです。
また、アクアリウムを作るのが初心者の方でも、お手入れもしやすく水質も安定しやすいことがメリットです。
45cmの水槽だと、小型・中型の熱帯魚を飼育するのに適しています。
60cmの水槽の特徴
アクアリウム初心者の方でも、「大きな水槽で熱帯魚を飼育したい!」と思う方もいますよね?そんな場合には、60cmの水槽がおすすめです!
60cmの水槽は、30~45cmの水槽と比べて水質が安定しやすく、熱帯魚や水草が多く入れることができるので一番メジャーなサイズとなっています。
また、60cmの水槽だと水質のことや酸素不足・魚のストレスのことを考えると、30匹程度が最適な数です。
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おしゃれな水草アクアリウム
まず、水草アクアリウムとは、「水槽の中に水草を植え、レイアウトや水草も成長過程を楽しむ」のが水草アクアリウムです。
水草アクアリウムは、もちろん魚などを入れて楽しむことも出来ますが、水草を鑑賞するのがメインになります。
水槽の中に植えた水草が少しずつ成長していく過程や、ゆったりと揺れている水草を眺めていると、とても癒されることでしょう!
初心者におすすめの水草は?
ここでは、水草アクアリウム初心者の方におすすめの水草を3つご紹介していきます!
- アナカリス
- アヌビアス・ナナ
- マツモ
上記で記載した3種類は育てやすい水草となっています。どれも、水草用の照明・肥料がなくても育てることができ、またアナカリスとマツモは水質を安定させてくれます。
また水草の値段は1500円程度が初心者の方にはおすすめとなっています。
アクアリウムで水槽をおしゃれにレイアウトするコツは?
ここでは、アクアリウムを作る際、おしゃれにレイアウトするコツをお伝えします。
- 水槽内のレイアウトを決める
- 水槽に入れるLEDライトは明るいものを選ぶ。
- 他のインテリアと上手く調和させる。
最初に水槽内にどんなアクアリウムのレイアウトを作るのかということが大切です。
レイアウトを作ることにより、アクアリウムをより一層綺麗に作ることができ、さらに水槽内を綺麗に見せることが出来るので、インテリア性が上がりオシャレに仕上がります!
また、明るいLEDライトを使用することにより、水槽の存在感を出すことができるのでとてもおすすめです!
初心者でもおしゃれなアクアリウムは作れる?
これまで説明したように、初心者の方でもおしゃれなアクアリウムは作ることが出来ます。ですが、必要なものを集めたりするのは少しだけ面倒ではありませんか?
そんな方におすすめなのは、魚の飼育などに必要な物が揃っているセットです。
このセットは、値段や水槽の大きさなど入っている内容も様々なので、きっとあなたに合う物が見つかると思います!
次からは30cm・45cm・60cmの水槽でそれぞれおすすめセットをご紹介していきます!もし良ければ購入してみてください!
アクアリウムの癒し効果は?
アクアリウムを病院内や老人ホームなどで見たことはありませんか?アクアリウムは「アクアリウムセラピー」と呼ばれているほど癒し効果はあります。
アクアリウムは、気持ちを和らげる効果があるため、緊張する歯医者の治療前に見ると緊張が解れたり、アクアリウムのお世話をするだけでリラックス効果があることが分かっています。
また、海外では認知症の方にアクアリウムセラピーが行われています。アクアリウムを鑑賞するだけでも精神的に落ち着くことが出来ます。
リビングにも置けるおしゃれな水槽はどれ?
一般的に”水槽”は四角いイメージがありませんか?ですが、リビングに置くとなると少し置きにくいですよね。
ここでは、アクアリウムを家のリビングにも置いてもおしゃれなインテリアに変身する筆者がおすすめの水槽を3つご紹介していきます!
- 天空の城 LEDライト付き フィルターポンプ付き水槽セット
- テトラ ウォーターフォールカラー WG-25LG
- テトラ ウォーターフォール アクアリウム WG-25LS
水槽の設置場所はどこがいい?
ここまで、アクアリウムのことについてお話をしてきましたが、ここでは”水槽の設置場所“に適しているのはどういう場所なのかを見ていきます!
水槽を設置するのに適している場所5つと水槽を設置する際、近くに“あれば良いな“と思うものを3つご紹介します。
- 直射日光が当たらない
- 水平な場所
- 平滑な場所
- 水などが入った水槽の重さに耐えられる場所
- 周りにゆとりがある場所
- 排水できるところ
- 水やお湯が出る水道
- コンセント
水槽を設置する時の注意点
水槽を設置する際に、水を水槽に入れると想像以上の重さになるということを頭に入れておきましょう。
水は、1ℓで1kgになり10ℓだと10kgになります。そのため、水槽本体の重さや水槽の中に入っている物を入れるとかなり重くなってしまいます。
ですので、水槽を置く際には耐重量をよく確認するようにしてください。
万が一、耐重量を超えた場合、設置台が壊れてしまったり、水槽が破損して水漏れが起こってしまう可能性もあるので気を付けましょう。
水槽でおしゃれなアクアリウムを作ろう!初心者も作れる?まとめ
今回は、アクアリウムを作るのが初めての方でもおしゃれに作る方法や必要なもの、また注意点などをご紹介してきました。
アクアリウムを作るのは一見難しいと思われるかもしれませんが、結構簡単に作れるということが分かりました。
また、リビングに置いてもおしゃれで可愛い水槽やアクアリウムが作り出す癒し効果も分かったと思います。
お子さんがいる家庭では、アクアリウムに入れる物を一緒に購入しにお店へ行くのも楽しいですし、アクアリウムは形としても残ります!今しかないお子さんとの時間をアクアリウムで思い出作りませんか?